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ロンドンで開催されるザ・ローリング・ストーンズの展覧会のポスターが、ロンドン地下鉄駅の規制対象となったことが明らかになった。

ローリング・ストーンズにとって初の大規模な展覧会「エキシビジョニズム」は、ロンドンのサーチ・ギャラリーにて2016年に開催が予定されている。

展覧会では、バンドメンバーの個人的な記録、オリジナルのステージデザインや貴重な楽器、バックステージの小道具、貴重なオーディオ・トラック、そして未公開のビデオクリップなど、ザ・ローリング・ストーンズの500以上にも及ぶ品々が展示されるという。また、個人の日記やメンバー間の手紙のやり取り、オリジナルポスターやアルバムアートワーク、ドキュメンタリー式のスクリーン上映も公開される予定となっている。

『ガーディアン』紙が報じたところによると、この展覧会用のポスターは、肌を露出した女性の股にバンドのロゴが描かれているため、広告規制の対象となり、禁止されたという。

イギリス人デザイナー、マーク・ノートンが手がけたこのポスターは、地下鉄駅構内の広告管理を行うエクステリオン・メディアとバスの広告棟のクリアチャンネルの規制に引っかかり、禁止となった。両者とも、ジョン・バッシュがデザインした有名なリップ・ロゴの位置に問題があり、わいせつで挑発的との判断を下した。

この決定を受け、ロンドンの各駅とバスの停留所ではロゴが女性の腹部に置かれた代替版のポスターが掲示されることになるという。7月13日(月)から掲示予定だが、オリジナルのバージョンは全国的に他の場所で使用されるという。

ザ・ローリング・ストーンズのスポークスマンはこの件について「私たちはこの馬鹿げた決定に驚きと戸惑いを隠せません。おそらく、ローリング・ストーンズと”物議”は永遠に切っても切り離せないのでしょう」と述べている。

「エキシビジョニズム」は、2016年4月6日から同年の9月まで開催される。

また、バンドのメンバーは展覧会のために放送したビデオメッセージで、解散について否定している。

ギタリストのキース・リチャーズは「世間では俺たちが解散するんじゃないかって1975年頃から事あるごとに言われ続けてきたよ。いつ解散するか考える奴がいるとしたら、それは俺たち自身のはずだ。まあ、俺たちは解散には全く興味がないんだけどね」とコメントしている。

もう1人のギタリスト、ロン・ウッドは「展覧会は、俺たちが常にアクティヴで、世間を騒がし続ける存在だということの証しだよ。解散するつもりで展覧会を開くわけじゃないんだ。ただ単にお祭り騒ぎの1つみたいなものかな」と付け加えた。

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