映画やビデオ・ゲームの音楽を手掛けてきた作曲家のベアー・マクレアリーはガンズ・アンド・ローゼズのスラッシュやスリップノットのコリィ・テイラーらが参加するソロ・アルバム『ザ・シンギュラリティ』をリリースすることを発表している。
ベアー・マクレアリーはソーシャル・メディアでアルバムを予告する投稿を行っており、アルバムは5月10日にリリースされる。アルバムからはルーファス・ウェインライトが参加したリード・シングル“Type III”が公開されている。
アルバムにはシステム・オブ・ア・ダウンのサージ・タンキアン、ジョー・サトリアーニ、サウンドガーデンのキム・セイル、アンスラックスのスコット・イアン、メシュガーのイェンス・キッドマン、ザ・ディリンジャー・エスケープ・プランのベン・ワインマン、ジ・アリストクラッツのガスリー・ゴーヴァン&ブライアン・ベラー、ブルー・オイスター・カルトのバック・ダーマらが参加しているという。
ベアー・マクレアリーはブルー・アイズという名前のキャラクターが身近な人々を救うために不死の支配から逃れる『ザ・シンギュラリティ』のグラフィック・ノベルも発売することを発表しており、5月12日にはロサンゼルスのフォンダ・シアターでアルバム『ザ・シンギュラリティ』を披露するライヴも開催される。ベアー・マクレアリー以外の出演者は現時点で明らかにされていない。
ベアー・マクレアリーはプレス・リリースで「壮大なロックのコンセプト・アルバム」と評する本作を15歳の時から書き始めたことを明かしている。「ハードロック、シンフォニックな映画音楽、そしてドラマチックなストーリーテリングへの愛情を融合させ、コンセプト・アルバム、グラフィック・ノベル、そしてマルチメディア・コンサート体験となる下地を作ることに、当時から夢中になっていたんだ」
「それを完成させるために30年間を費やしてきた。高校の頃の最初のデモテープ、30歳の時のカセットテープ・レコーディング、このアルバムにカメオ出演してくれた時もあったけど、元々インスピレーションを与えてくれたギタリストの一人であるスラッシュが新しい解釈をしてくれたことによってメロディーが甦ることになったんだ」
ベアー・マクレアリーは次のように続けている。「何十人もの大好きなアーティストが参加してくれて光栄だよ。彼らはこのアルバムにユニークな個性を与えてくれた。ルーファス・ウェインライトが僕のシンフォニック・メタル・アンセム“Type III”にあたたかくシアトリカルな声を加えてくれたのが、おそらく最大の衝撃だった。ありがたいことに彼にとって新しいジャンルに挑戦して歌ってくれたんだ」
ベアー・マクレアリーはこれまでに映画『ゴジラ キング・オブ・モンスターズ』、ドラマ『GALACTICA/ギャラクティカ』、『ウォーキング・デッド』、『ロード・オブ・ザ・リング:力の指輪 』、ゲーム『ゴッド・オブ・ウォー』、『コール オブ デューティ ヴァンガード』の音楽を手掛けている。
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