リアム・ギャラガーはオアシスを解散に追い込むことになった諍いについてノエルのほうにも「悪い感情は残っていない」として、再結成のために「チョコレートの箱を送る」と語っている。
リアム・ギャラガーは2009年にオアシスを解散に追い込むことになった状況を振り返り、楽屋で酔った勢いで口論になったことは解散を決意させるほどのことではなかったと語っている。
ジョン・スクワイアとのアルバムとツアーのプロモーションで『サンデー・タイムズ』紙のインタヴューを受けたリアム・ギャラガーはオアシスの解散について語っている。
リアム・ギャラガーは2009年にパリでのライヴのバックステージでノエル・ギャラガーのギターを「斧のように」振り回したことから生まれた兄との確執について言及している。
「兄貴のことは大好きだよ。家族のことは好きだろ。オアシスのことは全部、必要なかったんだ。言っていること分かるだろ?」とリアム・ギャラガーは同紙に語っている。「あいつがバンドを解散させたんだ。あいつが連絡してこいってことだよな。連絡がなければ、一緒にはやらないだろうね」
昨年、ノエル・ギャラガーはリアム・ギャラガーから連絡があれば再結成について検討すると発言したが、「臆病者」だから電話をしてこないだろうという自身の見解を述べていた。
『サンデー・タイムズ』紙のインタヴューでリアム・ギャラガーはノエル・ギャラガーがサラ・マクドナルドと離婚したことで再結成へのアプローチが変わる可能性があるとも語っている。「今はあいつの私生活も変わったからね。あいつを見ていても、悪い感情は残っていないだろ。『そういえば、弟にちょっと意地悪だったな』っていう感じでさ。今があいつにチョコレートの箱を送る時なんだろうね」
もしもバンドが再結成することになれば、ノエル・ギャラガーは両手いっぱいにチョコレートを抱えて戻ってくるだろうかと訊かれて、リアム・ギャラガーは次のように答えている。「間違いなくそうだろうね」
リアム・ギャラガーは「恨みは抱いていない」として、オアシスの再結成はセットリストの半分が取り戻されることになるから「素晴らしい」ものになるだろうとも語っている。
リアム・ギャラガーは1994年発表のアルバム『ディフィニトリー・メイビー』の30周年記念ツアーを行うことが決定している。ツアーに先立ってリアム・ギャラガーはノエル・ギャラガーに再結成の声をかけたが、「断られた」と語っている。
「あいつには電話したんだ。俺のスタッフがノエルのマネージメントに電話したんだよ。オアシスの件でオファーを出して交渉したんだ。俺たちにもオファーがあったからね。そうしたら、あいつはやらないと言った。巨大なツアーで、デカい金になるだろうね。でも、分かるよ。あいつは離婚の件を抱えていたんだ。それで、あいつなしで『ディフィニトリー・メイビー』のツアーをやって、素敵な時間を過ごすことにしたんだ」
リアム・ギャラガーはザ・ストーン・ローゼズのジョン・スクワイアと3月1日にアルバムのリリースが予定されているほか、『ディフィニトリー・メイビー』の30周年ツアーを行う予定となっており、レディング&リーズ・フェスティバルとTRNSMTでヘッドライナーを務めることも決定している。
先日リアム・ギャラガーはジョン・スクワイアとグラストンベリー・フェスティバルに出演することを示唆していたが、その後、出演を否定している。グラストンベリー・フェスティバルのラインナップはまだ正式に発表されていない。
リアム・ギャラガーとジョン・スクワイアのアルバムからは“Just Another Rainbow”と“Mars To Liverpool”の2曲が公開されている。
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