Photo: Nikita Teryoshin

プッシー・ライオットはベルリンのロシア大使館の前でアレクセイ・ナワリヌイの死についてウラジーミル・プーチン大統領とロシア政府が「殺人者」であるとする抗議運動を行っている。

2月16日にロシアの野党指導者だったアレクセイ・ナワリヌイが亡くなったと発表されたことを受けて、プッシー・ライオットはベルリンのロシア大使館の前で抗議活動を行っている。

アレクセイ・ナワリヌイの死を巡っては詳細が明らかになっておらず、BBCによれば、収監されていたロシアの刑務所当局は「突然死症候群」で亡くなったと述べている。国営放送のRTは情報源不明だが、血栓による死亡を示唆している。

プッシー・ライオットは抗議活動にあたって「Murderers(殺人者たち)」と描かれた横断幕を掲げている。「シンプルな一つの言葉を思いつきました。Murderers(殺人者たち)です。彼はただ亡くなったのではありません。殺されたのです」とプッシー・ライオットのナディア・トロコンニコワはソーシャル・メディアで述べている。

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「プーチンついて知っておく必要があるのは、彼は見かけよりずっと弱いということです。彼は対立陣営を恐れているのです」

プッシー・ライオットは次のようにもツイートしている。「アレクセイ・ナワリヌイは北極圏の刑務所でただ亡くなったのではありません。冷酷な暗殺だったのです。ロシアで大統領選挙が行われる直前です」

「プーチンは私の友人の死に個人的に責任があります。アレクセイ・ナワリヌイはロシアの光にして希望であり、最も勇敢な魂の持ち主でした」

スカイ・ニュースによれば、アレクセイ・ナワリヌイの死後、ロシアの警察は抗議デモを取り締まっており、ある人権団体は少なくとも100人が逮捕されたと述べている。

プッシー・ライオットはドイツ当局がマスクを取ることを要求し、逮捕すると脅してきたと述べている。

アレクセイ・ナワリヌイは2021年に汚職容疑で逮捕・投獄されたが、これはプーチン大統領への批判を封じ込めるためにでっち上げられたものだと広く報じられている。

一方、U2はラスベガスのスフィアで行った連続公演でアレクセイ・ナワリヌイに追悼の意を表している。

「どうやらプーチンは彼の名前を決して口にしないようだ」とボノは観客に語っている。「だから今夜、自由な人々、自由を信じる人々が、ここから彼の名前を口にしなければならないと思った。忘れないだけではなく、口に出すんだ」と言って、ボノは「アレクセイ・ナワリヌイ」というチャントを先導している。

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