ザ・1975は最新の公演で“All I Need to Hear”を演奏する際にマット・ヒーリーの父親であるティム・ヒーリーをステージに迎えている。
ザ・1975は「スティル…アット・ゼア・ヴェリー・ベスト」ツアーの一環で2月18日に行ったマンチェスターのAOアリーナで公演を行っており、TVドラマ『アウフ・ヴィーダーゼーエン、ペット』のデニス・パターソン役や『ベニドルム』のレス役で知られるティム・ヒーリーが出演している。
ザ・1975がティム・ヒーリーをステージに迎えるのは今回が初めてではなく、昨年夏のフィンズベリー・パーク公演でも実現している。今回も2022年発表の『外国語での言葉遊び』に収録の“All I Need to Hear”の演奏に加わっている。
フィンズベリー・パーク公演では2022年のニューヨーク公演と同じく生肉を食べる演出も行ったが、今回の地元マンチェスター公演ではその演出は見送られている。
今回のマンチェスター公演でザ・1975はリアノンというファンからのリクエストを受けて、2012年発表のEP『セックス』に収録されている隠しトラック“Milk”を4年ぶりに演奏している。
曲の紹介時にマット・ヒーリーは次のように語っている。「今日は特別な公演なんだ。リアノンという若い女性がいて、彼女はつらい人生を送ってきたけど、それを感じさせないクールで素敵な女性なんだ。彼女に演奏してほしい好きな曲を訊いたら、教えてくれた。すごく珍しい曲を言ってくれたんだ。君のためにちゃんとやってみるよ、リアノン」
育てられた際の父親の影響についてマット・ヒーリーは2020年に次のように『NME』に語っている。「父はパンクを好きだったことはないけど、いつだってすごくパンクだったんだ。父親は溶接工で、そこからスタンダップ・コメディアンになって、ライヴ・シアター・カンパニーを始めたわけだろ。みんながニューカッスルやサンダーランドでスタンダップ・コメディをやっている時に、彼はやめて芝居をやるんだ。でも、そういう人だったんだよ」
「『アウフ・ヴィーダーゼーエン、ペット』で有名になった時には政治運動の旗振り役みたいになったんだ。産業助成をして小さなストライキやなんかを起こしたりね」
先日、マット・ヒーリーの母親であるデニス・ウェルチはザ・1975のマット・ヒーリーの母親として見られることについて語っている。「息子のファンといると、『聖母マリアがいる。メシアに生を与えた女性だ』という感じなの。O2アリーナのホワイエで私に触れて泣き出す人もいた」
デニス・ウェルチは次のように続けている。「彼はそんなふうに英雄視されていて、私が彼に肉体を与えたという点で崇拝の念を抱かせるまでになっている。ヒステリックだけど、それを楽しむようにしているの」
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