ビリー・ジョエルは1985年に行われた“We Are The World”のレコーディング・セッションにおけるスティーヴィー・ワンダーとボブ・ディランの興味深いやりとりについて振り返っている。
『ハワード・スターン・ショウ』に出演したビリー・ジョエルはプロジェクトに参加することになった経緯と“We Are The World”のレコーディング・セッションを懐かしく振り返っている。ビリー・ジョエルによれば、グラミー賞や他の活動のためにロサンゼルスに滞在することは前もって決まっていたとのことで、「なんてこった、面白いことになるかも」と思ったと語っている。
しかし、ビリー・ジョエルや参加した他のミュージシャンは何をレコーディングするのかを知らされていなかったという。「シンディ・ローパーの隣だったんだけどね。レコーディングの間はずっと撮影されていたわけだけど、彼女は僕に寄りかかってきて、『この曲ってペプシのコマーシャルみたいよね』と言ったんだ」
ビリー・ジョエルは次のように続けている。「面白いことが起きたのは、ボブ・ディランが一人で歌うのを恥ずかしがったんだ。それで、スティーヴィー・ワンダーはボブ・ディランのような歌い方をボブ・ディランに教えることとなった。『We are the world. We are the children』ってね。それで、ボブ・ディランは『分かった。歌えると思うよ』という感じだった」
「スティーヴィー・ワンダーがボブ・ディランのような歌い方をボブ・ディランに教えたのはすごかったね」ビリー・ジョエルはレコーディング中にブルース・スプリングスティーンと行った悪ふざけも明かしている。「全員で歌っている時、ブルースと僕はコーラスだったんだけど、参加しないこともあった。部屋の反対側にデリのサンドウィッチが山積みになっていて、ビールとサンドウィッチを何度も取りに行っていたんだ」
“We Are The World”は世界各国のチャートで1位を獲得しており、史上9番目に売れたシングルとなっっている。USA・フォー・アフリカ名義でリリースされた“We Are The World”はマイケル・ジャクソンとライオネル・リッチーが共作した楽曲で、ビリー・ジョエル、ブルース・スプリングスティーン、ボブ・ディラン、シンディ・ローパー、ティナ・ターナー、ダイアナ・ロスらが参加している。
コーラスにはハリー・ベラフォンテ、ポインター・シスターズ、ベット・ミドラー、ジャクソン5、ウェイロン・ジェニングス、スモーキー・ロビンソン、ボブ・ゲルドフらが参加している。
広告 【独占配信】エミー賞®史上最多18部門受賞の歴史的快挙!真田広之主演&プロデュース「SHOGUN 将軍」をディズニープラスで見る
Copyright © 2024 NME Networks Media Limited. NME is a registered trademark of NME Networks Media Limited being used under licence.