アデルはアメリカ大統領選挙の有力候補であるドナルド・トランプに対して、集会で自身の楽曲を使用したことについて非難し、ドナルド・トランプの選挙キャンペーンを支持しない意向を発表している。
億万長者から共和党の有力候補となったドナルド・トランプは様々な集会でアデルの“Rolling In The Deep”を使用しており、『インディペンデント』紙の報道によれば、11月にオハイオで行われた集会では“Skyfall”も使用していたという。
『インディペンデント』紙の取材を受けたアデルの広報担当者は、「アデルはあらゆる政治的なキャンペーンで彼女の楽曲を使うことを許可していません」と語っている。
ニール・ヤングやエアロスミスなど、多くのミュージシャンがドナルド・トランプの選挙キャンペーンで楽曲を使用されたことについて異議を唱えている。
R.E.M.のフロントマンであるマイケル・スタイプは、バンドの楽曲を使用されて以下の声明を発表している。「この哀れで目立ちたがりで強欲な小心者め、何をしやがるんだ! 俺たちの曲や俺の声をお前らのバカバカしい選挙キャンペーンで使用するんじゃない」
また、マイク・ミルズも「あの『オレンジ・ピエロ』は、目立つためなら何でもやりやがるな。あんな奴に曲を使ってほしくないね」と発言している。
一方、アジーリア・バンクスはドナルド・トランプを支持して見出しを飾っており、彼に投票するのは「アメリカくらい、邪悪だから」だという。
「わたしはこの国がそんなものだと思ってるだけよ。クソのかたまりよ」と彼女は続けている。「クソを知るためにはクソをするのよ。わたしたちもそうしたほうがいいわよ。ホワイト・ハウスにクソを据えてみるのよ」
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