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マリリン・マンソンはエヴァン・レイチェル・ウッドに対して起こしていた名誉毀損の訴訟が棄却されたことを受けて、エヴァン・レイチェル・ウッドの弁護費用の支払いを命じられている。

マリリン・マンソンはこの訴訟でエヴァン・レイチェル・ウッドが虚偽の告発をするように「告発者の候補を募集して共謀して圧力をかけた」と主張していた。 昨年5月、この訴訟は主張の柱となる部分が判事によって棄却されており、今回マリリン・マンソンはエヴァン・レイチェル・ウッド側に約30万ドルを支払うよう命じられている。

米『ローリング・ストーン』誌によれば、本名をブライアン・ワーナーというマリリン・マンソンは名誉毀損と精神的苦痛を巡る裁判でかかったエヴァン・レイチェル・ウッドの弁護費用となる32万6956ドルを支払う見込みだという。ここには現在係争中の他の訴訟の費用は含まれていない。

ロサンゼルス最高裁の判事であるテリーザ・A・ボーデは現地時間1月29日に行われた法廷で高額の弁済を命じている。判事はエヴァン・レイチェル・ウッドがレイプ、拷問、脅迫でマリリン・マンソンに訴訟を起こした時も憲法第1条ないしは訴訟上の特権で守られていると断じている。

とはいえ、エヴァン・レイチェル・ウッドが当初求めていた弁済額より60000ドル以上減額されたのは支払いを求める時間の説明があまりに「曖昧」だったというマリリン・マンソンの弁護士の主張が認められたからとなっている。

マリリン・マンソンはエヴァン・レイチェル・ウッドによる最初の訴訟を受けて、2022年3月に「公の場でレイプ犯や虐待犯に」仕立て上げたとしてエヴァン・レイチェル・ウッドと友人のイルマ・ゴアを被告として訴訟を起こしていた。マリリン・マンソンは告発が「音楽やテレビ、映画での成功を収めたキャリアをふいにする悪質な嘘」があったとも述べている。

マリリン・マンソンによる名誉毀損の訴訟は大部分が棄却されたものの、エヴァン・レイチェル・ウッドとイルマ・ゴアがマリリン・マンソンのコンピューターをハッキングして、インターネットで彼になりますし、警察が自宅に来るように「スワッティング」通報をしたという主張はいまだ残っている。裁判は5月1日に行われる予定となっている。

マリリン・マンソンはエヴァン・レイチェル・ウッドや他の女性からの告発を否定しており、「皮肉にも嘘で#MeTooのムーヴメントを現金化して搾取しようとしている」として「組織的攻撃」だと述べている。

マリリン・マンソンはアシュリー・モーガン・スミスラインからも訴訟を起こされていたが、こちらは棄却されており、『ゲーム・オブ・スローンズ』シリーズでロスを演じているエスメ・ビアンコによる訴訟は和解に至っている。

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