Photo: GETTY

ポール・マッカートニーはウイングスを結成するにあたってジョニー・キャッシュの影響があったと語っている。

ポール・マッカートニーは『モジョ』誌の新たなインタヴューでザ・ビートルズが終わって、岐路に立たされた時にジョニー・キャッシュからの影響があったと語っている。

「ザ・ビートルズの終焉の後、いくつかの選択肢に直面することになった」とポール・マッカートニーは語っている。「一つは音楽を完全に止めて、神のみぞ知るということにするか。もう一つはエリック・クラプトンといった有名な人たちとスーパーバンドを始めるか。僕はどちらもやりたくなくて、それで思ったんだ。『どうやってザ・ビートルズは始まったっけ?』ってね」

「何をやっているのかわからない仲間の集まりだった」とポール・マッカートニーは続けている。「それが3つ目の選択肢が分かった時だった。何をやっている人なのかを気にせず、すごく有名じゃない人とバンドをやろうってね。というのも、お互いのことを学びながら、キャラクターを築けるからね。本当に信条に基づいた行動だった。クレイジーだよね」

ポール・マッカートニーは妻のリンダとある夜にジョニー・キャッシュを観て、新しいバンドのアイディアが見つかったと語っている。

「ある夜、結婚したてでベッドにいたんだけど、自分にとって大ヒーローだったカール・パーキンスと結成した新しいバンドでテレビに出ていたんだ。僕の聞いたことのないカントリー・ミュージシャンと演奏していて、楽しそうに見えたんだよ」

「ジョニー・キャッシュが戻ってきて、こんなことをやっていると思った。それでリンダのほうを向いて、バンドを組みたくないかい?と言ったんだ。リンダは『分かった』と言った。そういう間柄だったんだよ。スコットランドの農場で暮らしたくないかい?と言ったら、『いやなわけがない』と言われたよ」

ウイングスは50周年を記念して「アンダーダブド」ミックスも収録される『バンド・オン・ザ・ラン』を2月2日に再発することが決定している。

ポール・マッカートニーは新しいミックスについて次のように述べている。「これはみんながこれまで聴いたことのない『バンド・オン・ザ・ラン』なんだ。曲を作って、別のギターとか追加の要素を入れることはオーヴァーダビングと言うけれど、このヴァージョンはその逆で、アンダーダビングなんだ」

ポール・マッカートニーは昨年12月に79歳で亡くなったウイングスのメンバーであるデニー・レインに追悼の意を表している。

ドキュメンタリー『ボン・ジョヴィ:Thank You, Goodnight』をディズニープラスで見る 広告

Copyright © 2024 NME Networks Media Limited. NME is a registered trademark of NME Networks Media Limited being used under licence.

関連タグ