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元パンテラのフロントマンであるフィリップ・アンセルモが、先日のライヴでナチスの敬礼をして「ホワイト・パワー(白人の力)!」と叫んだことへの批判に対して、正式に謝罪するビデオを公開している。フィリップ・アンセルモはこの一連の行動について冗談だとしていた。

映像が撮影されたのは、今年のダイムバッシュの最後に挨拶をしていた場面で、ダイムバッシュはパンテラの亡くなったギタリストであるダイムバッグ・ダレルを偲んで開催されている。

下の動画で観ることのできる一連の出来事を受けて、数日にわたってフィリップ・アンセルモは人種差別主義について非難されており、白人至上主義者の集団とも関連づけられている。

騒動についてビデオのコメント欄でフィリップ・アンセルモは言及しており、「OK、仲間たちよ。自分であることを認めるよ。でも、畜生。これはジョークなんだ。“あの晩の内輪のジョーク”だったんだよ。というのも俺たちはファッキン白ワインを飲んでいたからね。みんなのうちの何人かは穏やかになる必要があるよ。もっと現実的な問題と結びつけようとするクソったれどもがたくさんいるからね。みんなを大好きだし、みんなが嫌でたまらないよ。以上。謝罪をする気はないよ」

マシーン・ヘッドのフロントマンであるロブ・フリンは、ビデオの内容に言及して、フィリップ・アンセルモを「ゴロつき」と呼んで、次のように語っている。「あそこにいたんだけど、事実を話すと、バックステージの見えるところにはシャルドネもピノ・グリージョもなかったんだ。フィリップ・アンセルモよ、実際に君が飲んでいたのはドイツのベックスのビールだろ。たぶん、そこからジョークが生まれたのかな」

これらを受けて、フィリップ・アンセルモは1月30日にビデオを公開しており、そのなかで次のように語っている。「フィリップ・アンセルモだよ。僕が完全に受けるべきである、僕への批判しべてに対して根本的に返答するためにここにいるんだ。僕はダイムバッシュにいて、すごく夜遅くになって、ダイムバッグ・ダレルを愛する人々とすごく重要な会話をしてね、重たい感情が流れてたんだ。ジョークはバックステージで生まれたもので、それがステージにも漏れてしまったんだよね。そして、それは醜いものだったし、不必要なものだった。自分と自分の本当の性格を知っている人であれば、俺があんなことを信じちゃいないことは知っていると思う」

「俺はどんなグループの一員でもない。俺は一個人で、俺の言ったことを批判したすべての人に1000%謝るよ。だって、俺の言ったことは批判すべきものだったからね。本当に申し訳ない。もう一度チャンスをもらえたらと思う。みんなを愛してるよ。俺を知っている人は俺がみんなのことを愛してるのを知っていると思う。神の御加護を」

フィリップ・アンセルモが公開した動画はこちらから。

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