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MGMTは来たるニュー・アルバムより新曲“Nothing To Declare”がミュージック・ビデオと共に公開されている。

“Nothing To Declare”は2月23日にリリースされる通算5作目となるニュー・アルバム『ロス・オブ・ライフ』に収録される。

“Nothing To Declare”はジョーイ・フランクが監督したミュージック・ビデオと共に公開されている。ミュージック・ビデオはピッツバーグ大学の学生であるインガ・ペトリーが障害者コミュニティへの認知を広める姿を追ったもので、上肢形成不全で生まれたインガ・ペトリーがルーブル美術館にある彫刻「ミロのヴィーナス」に辿り着くまでが描かれている。

“Nothing To Declare”のミュージック・ビデオはこちらから。

「TikTokで初めてインガ・ペトリーを見た時、外国映画のスターを想像しました。ダルデンヌ兄弟に代表される90年代のヨーロッパのインディ映画は人生を進んでいく人間を常に描いてきました」とジョーイ・フランクはミュージック・ビデオについて語っている。

「インガ・ペトリーは生涯を通して腕がなく、ピッツバーグからパリへと旅する自信に満ちた若い女性というシンプルな物語に、別の種類の弱さを与えています。実生活では、インガはTikTokで非常に率直な方法で自分自身をオンラインに公開しているが、“Nothing to Declare”のミュージック・ビデオはインディペンデント映画の美学を利用し、観客にインガ・ペトリーが純情な少女だというフィクション空間を与えている」

インガ・ペトリーは次のように続けている。「腕がなく育ってきて、人生を通してずっと見られてきました。ある意味、ミロのヴィーナスは常に私の人生、特にこの作品で私が演じるキャラクターの相似形のように感じられました。彼女は慕われ、尊敬され、常に人々に囲まれていますが、一人であり、過去は分からないのです」

「その腕を巡っては常に疑問が持たれてきましたが、彼女は答える必要も自分の価値を証明する必要もありません。私の視点からすると、彼女には何も宣言するべきことはありません。腕がないからというだけでなく、その違いに対処し、なおかつ新たな好奇心を糧とするこのキャラクターを演じることは、本当に美しい経験でした」

アルバムにはダニエル・ロパティン(ワンオートリックス・ポイント・ネヴァー)、ブライアン・バートン(デンジャー・マウス)、ジェームス・リチャードソンなどが参加しており、本作に寄せてMGMTは以下のように述べている。

「冗談はさておき(そんなことはないけど)、長い準備期間を経て、比較的苦も無く新しいアルバムを産み落とすことが出来てとても誇りに思っているし、このベイビーを世に送り出せることが嬉しいよ。音楽的には20%くらいはアダルト・コンテンポラリーだけどそれくらいで留めているから、ぜひ」

全10曲から成るニュー・アルバムは、MGMTのアンドリュー・ヴァンウィンガーデンとベン・ゴールドワッサーがパトリック・ウィンブリー(ビヨンセ、リル・ヨッティー)と共にプロデュースを手掛け、ミックス・エンジニアにはデイヴ・フリッドマン(ザ・フレイミング・リップス、スプーン)を迎えて制作されている。

新作のトラックリストは以下の通り。

01. Loss Of Life (part 2)/ロス・オブ・ライフ(パート・2)
02. Mother Nature/マザー・ネイチャー
03. Dancing In Babylon (featuring Christine and the Queens)/ダンシング・イン・バビロン(feat. クリスティーヌ・アンド・ザ・クイーンズ)
04. People In The Streets/ピープル・イン・ザ・ストリーツ
05. Bubblegum Dog/バブルガム・ドッグ
06. Nothing To Declare/ナッシング・トゥ・ディクレア
07. Nothing Changes/ナッシング・チェンジズ
08. Phradie’s Song/フレイディーズ・ソング
09. I Wish I Was Joking/アイ・ウィッシュ・アイ・ワズ・ジョーキング
10. Loss Of Life/ロス・オブ・ライフ

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