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プリンスは『パープル・レイン』がその他の代表曲と共にミュージカル化されると報じられている。

プリンスは1984年公開の映画『パープル・レイン』が舞台化されるとのことで、トニー賞を受賞した『バンズ・ヴィジット 迷子の警察音楽隊』の舞台化を手掛け、『ブエナ・ビスタ・ソシアル・クラブ』の舞台化にも関係しているオリン・ウルフが手掛けるという。脚本はアルバート・マグノーリとウィリアム・ブリンが手掛けたオリジナルのものがベースとなる。

アメリカ人劇作家のブランデン・ジェイコブス・ジェンキンスがミュージカルのために本を執筆する。彼が手掛けた『アプロプリエイト』はブロードウェイで現在上映されている。演出は2022年に『ザ・スキン・オブ・アワー・ティース』がトニー賞にノミネートされたリレアナ・ブレイン=クルーズが手掛けるという。

ミュージカルには全米シングル・チャートの1位を獲得した“When Doves Cry”や“Let’s Go Crazy”が使われ、同チャート2位を獲得した“Purple Rain”も使用される。アルバム『パープル・レイン』は全米レコード協会によって13プラチナ・ディスクに認定されており、全世界で2500万枚以上のセールスを記録している。映画『パープル・レイン』もアカデミー賞で作曲賞を受賞している。

ミュージカルのプロデューサーは『ヴァラエティ』誌に次のように語っている。「プリンスと『パープル・レイン』の功績を称え、愛されている物語を舞台化すること以上にふさわしいことはないと思います」

「ブロードウェイのパートナーやクリエイティヴ・チームがこの映画オリジナルのフィクション・ストーリーに演劇性をもたらしてくれることに興奮しています。新しい世代に『パープル・レイン』を発見してもらうこと、オリジナルの映画やアルバムのファンにその力を再び体験してもらうのが待ちきれません。今回はライヴになります」

映画の紹介文には次のように記されている。「家庭での虐待にさいなまれる若いミュージシャンがライバル・シンガー、芽生えつつあるロマンス、そして自身のバンドへの不満と闘いながら、スターへの階段を上り詰めていく」

『パープル・レイン』のミュージカル化については今後さらなる情報が発表される予定となっている。

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