イーロン・マスクはグリーン・デイが大晦日に行ったパフォーマンスで“American Idiot”の歌詞を変えたことについて皮肉をツイートしている。
2024年を迎えるにあたってグリーン・デイはライアン・シークレストが司会を務める『ディック・クラークス・ニュー・イヤーズ・ロッキン・イヴ』に出演して、パフォーマンスを披露している。
ビリー・ジョー・アームストロングは“American Idiot”の「I’m not a part of a redneck agenda」という歌詞をドナルド・トランプへの批判として「I’m not a part of the MAGA agenda」に変更しており、このことは各種メディアで報じられることになった。
“American Idiot”はイラク戦争を踏まえて書かれた楽曲で、元々ジョージ・ブッシュ元大統領を直接批判する内容となっていた。
テスラの創業者であるイーロン・マスクは歌詞を変えたことを報じた『ノット・ザ・ビー』のツイートに応じる形でグリーン・デイの姿勢を批判している。
イーロン・マスクは次のようにツイートしている。「グリーン・デイは体制に対して怒っていたのが腰抜けにも(milquetoastedly)体制のために怒るようになってしまった」
Green Day goes from raging against the machine to milquetoastedly raging for it 🤣🤣
— Elon Musk (@elonmusk) January 1, 2024
これを受けて多くのユーザーは「milquetoast」という言葉はあるものの、「milquetoastedly」という言葉はないことを指摘している。
あるユーザーは「milquetoast」が名詞であることを示す辞書の項目を引用しており、別のユーザーは「『milquetoastedly』はどんな形であれ、そんな言葉ではない。『milquetoast』は形容詞でもあるが、その場合は副詞にするなら『milquetoastly』になる」と述べている。
グリーン・デイがドナルド・トランプにジャブを浴びせるのは初めてではなく、2016年のアメリカン・ミュージック・アウォーズでは当時、大統領選挙候補者だったドナルド・トランプへの抗議として「No Trump, no KKK, no fascist USA」のチャントを起こしている。
昨年8月にはグリーン・デイはドナルド・トランプ元大統領のマグショットを使ったTシャツを期間限定でチャリティのために販売している。
「アルティメット・ニムロッド」と題されたTシャツの収益は「マウイ島の山火事の被害に遭った人に食事を提供する」ために使われている。グリーン・デイはグレイター・グッド・ミュージック・チャリティと提携していた。
グリーン・デイは“The American Dream Is Killing Me”や“Look Ma, No Brains!”、“Dilemma”といった曲が収録される通算14作目のアルバム『セーヴィアーズ』を1月19日にリリースすることが決定している。
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