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レディオヘッドのギタリストであるエド・オブライエンは次のソロ・アルバムに「のめり込んでいる」ことを明かして、ガザでの停戦を求めている。

エド・オブライエンは新年の挨拶をインスタグラムで行っており、ソーシャル・メディアへの投稿をしていなかったことを謝罪している。彼はイスラエルとパレスチナの紛争の話題から挨拶を始めて、次のソロ・アルバムの進捗について触れている。

「多くのみんなと同じように、10月7日に起きたこととその後に続いたことについては、ひどすぎて言葉にならない。自分が書こうとしたものではまったく足りないと感じている。今すぐ停戦してくれ。人質を返してくれ」とエド・オブライエンは述べている。

エド・オブライエンは次のように続けている。「ここにある、この小さなコミュニティがどれだけありがたかったかについても言っておきたい。孤立した夜を過ごした時も肯定的なものを感じることができた。みなさんに感謝と大きな愛を送るよ。今後もここに戻ってくる。こうしたことから休みを取らなきゃいけない時もあるんだけどね。ちゃんとしたものじゃないといけないからね」

「次のレコードにのめり込んでいて、その真っ最中なんだ。まもなく何かしら公開できると思う。影響を受けた音楽から機材まで、いろんなことをね。その歩みが続いているところなんだ。僕とジギーから愛とぬくもりを送るよ」

エド・オブライエンは2020年にソロ・アルバム『アース』をリリースしている。エド・オブライエンは同作について「これを作っていなかったら、自分の一部がなくなっていただろう」と語っている。

「このレコードのテーマは暗闇や試練の時にあったとしても、そこに尽力すれば、人間には素晴らしいことができるということなんだ。ここ数週間で起きたことを見てほしい。6日間で新しい病院がオープンして、人々は弱い人々に気を配り、NHSの職員に拍手をして感謝するために一斉に戸口に立ったんだよ」

2017年、レディオヘッドはイスラエル公演を行うことに対してパレスチナの支持者から中止を求める声が上がっていた。ライヴの発表を受けてロジャー・ウォーターズやサーストン・ムーア、ヤング・ファーザーズといったミュージシャンはその決定に「再考を促す」公開書簡に署名している。

米『ローリング・ストーン』誌に対してトム・ヨークはそうした状況について「途方もないエネルギーの消耗」だと語っている。「僕は文化的なことを禁止するのには同意しないね。J・K・ローリングやノーム・チョムスキーや、その他多くの人々と共にね。批判した中には僕が憧れている人もいたよ。(映画監督の)ケン・ローチとかね。彼がどこでやるべきだとか、何をすべきかなんて言うなんて夢にも思わなかったよ」

トム・ヨークは次のように続けている。「彼らがしたい会話の類というのは白か黒かってものでさ。僕にはそれが問題なんだ。僕らと個人的にやりとりをするのではなく、公の場で面倒に巻き込むことを選んだというのが、ものすごく悩ましいよね。僕らがよく知らないとか、僕らが自分自身で決定を下すことができないほど頭が遅れてるとか思っているなら、ものすごく失礼だよ。この上なく人の上に立った態度だよね。攻撃的だし、ロックのライヴをやったり、大学で講義をしたりすることがなんで問題になるのか理解できないよ」

トム・ヨークはジョニー・グリーンウッドの見解について次のように続けている。「最もよく分かっているのはジョニーなんだ。彼にはパレスチナ人でもイスラエル人でも両方のファンがいて、彼の妻はアラブ系イスラエル人だからね。そこから距離をおいて、僕らに文句を言い、旗を振ってる連中は全員こう言うんだ。『お前は何も分かってない!』ってね」

「これがどれだけジョニーにとって侮辱的なことか想像してくれよ。そして、これが表沙汰となったことでどれだけ面倒か想像してほしいよ。僕らが何も知らないって見なし、『アパルトヘイト』という言葉を投げかけ、それが妥当だと思っていることがね。本当におかしいよ。途方もないエネルギーの消耗だね。エネルギーはもっとポジティヴな形で使うことができるのにね」

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