ボンベイ・バイシクル・クラブが、10年間のバンド活動を経て、現在は各自ソロのプロジェクトに取り組んでおり、そのために長期の活動休止に入ることを明らかにしている。
バンドは1月29日、ソーシャル・メディアを通じてコメントを発表し、解散はしていないと強調しつつも、しばらくはバンドとしての活動を休止し、新たなレコーディングを行う予定もないとしている。
現在、フロントマンのジャック・ステッドマンとベースのエド・ナッシュは共に各自のソロ・アルバムをレコーディング中で、ジェイミー・マッコールは学位取得のために大学に戻り、スレン・デ・サラームはセッション・ミュージシャンとして活動しているという。
「10年間バンドを続けてきて、そろそろ別のことをやるべき時だと僕らは思いました」とメッセージで述べている。「こんなに長い間一緒にいたバンドとしては、僕らはまだ信じられないくらい仲が良く、恐らくバンドを始めた頃よりもうまくやっているんじゃないかと感じます」
Some words from us pic.twitter.com/QbBrniQIlW
— Bombay Bicycle Club (@BombayBicycle) January 29, 2016
僕らからのメッセージ
親愛なる皆さん
僕たち4人は、現在バンドがどのような状態なのかを皆さんにお知らせしたいと思います。目下のところ、僕たちは何も新しい曲作りに取り組んでいないし、近々そういう予定もありません。ですが僕たちは解散しているわけではなく、10年間バンドを続けてきて――16歳のときからこれしかやってないわけですが――そろそろ別のことをやるべき時だと思ったんです。こんなに長い間一緒にいたバンドとしては、僕らはまだ信じられないくらい仲が良く、恐らくバンドを始めた頃よりもうまくやっているんじゃないかと感じます。幸運にも、皆さんは僕たちの新しい音楽をそう長くは待たなくていいでしょう。ジャックとエドは、それぞれアルバム作りに取り組んでいます。2人の違いが出ていて、両方ともすごくエキサイティングな作品となっています。ジェイミーはちょうどラジオ1のためにプロテスト・ソングに関するドキュメンタリーを制作したところです。彼は大学に戻り、音楽マネジメントの世界で仕事をするために勉強中です。そして、スレンは、現在さまざまなミュージシャンと一緒に演奏しています。彼と一緒にやれる人は幸運です。また近い将来、彼はソロでジャズのアルバムを出すんじゃないかと僕たちは予想しています――多分、グライムの名曲をヴィヴラフォーンでいろんなふうに演奏するか、または何かこれの変化した形だと思います。
愛を込めて
ボンベイXXX
ボンベイ・バイシクル・クラブのライヴは、2014年にロンドンのアールズコートで行われたものが最後となっている。このライヴには、ピンク・フロイドのデヴィッド・ギルモアがゲスト参加した。
バンドは2006年チャンネル4の「ロード・トゥ・V」で優勝し、Vフェスティバル出場を果たして注目を集め、続いて2枚のEP盤とデビュー・シングル“Evening/Morning”をリリースした。
バンドは2009年にデビュー・アルバム『アイ・ハド・ザ・ブルーズ・バット・アイ・シュック・ゼム・ルース』を発表し、その後も『フローズ』、『ア・ディファレント・カインド・オブ・フィックス』をリリース、そして2014年には通算4枚目のアルバム『ソー・ロング、シー・ユー・トゥモロー』を発表し、全英チャート1位を獲得している。
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