N.W.A.のラッパーであるアイス・キューブが、晩年のデヴィッド・ボウイとのコラボレーションについて語っている。
アイス・キューブとデヴィッド・ボウイがコラボレーションしたのは、1997年にリリースされたリミックス・バージョンの“I’m Afraid Of Americans”となっている。音楽業界の象徴でもあったデヴィッド・ボウイがこの世を去ったことを受けて、アイス・キューブはこのほどデヴィッド・ボウイと共に曲を制作した過去について次のように語っている。「すごく大きなことだよ。彼は革新者であり、素晴らしい曲を生み出してきたからね」
またアイス・キューブは、初めてデヴィッド・ボウイの曲を聴いた時、彼の人種を勘違いしてしまったと語っている。「初めて“Fame”をラジオで聴いた時、デヴィッド・ボウイのことを黒人だと思ったんだ。すごくファンキーでさ!」
アイス・キューブは、ガンズ・アンド・ローゼズの再結成についてもコメントをしている。N.W.A.も、ガンズ・アンド・ローゼズの再結成の舞台となる今年のコーチェラ・フェスティバルにおいて、同じ晩にパフォーマンスをする予定となっている。彼は次のように述べている。「どんな風になるのか興味があるね。また彼らが一つになるところを見られるだけでも最高さ。当時は最高峰のバンドだと俺は思ってたよ。スラッシュのスタイルはいつも大好きだった。他の多くの優れたバンドと同じで、解散は早すぎたけどね」
アイス・キューブはインタヴューの中で、億万長者で大統領候補でもあるドナルド・トランプについて、こう語っている。「彼は典型的な金持ちの白人男だ。貧乏人の気持ちなんて分からないだろうな」、さらに彼はこう続けている。「選挙で投票することはできても、当選者を自分で選べない。ジレンマだよな。いずれにせよ、状況が悪いことには変わりないね」
またアイス・キューブは最近、イギリスの財務大臣であるジョージ・オズボーンがN.W.A.のファンであり、ライヴにも行ったことがあると明かしたことについてもコメントしている。
アイス・キューブはBBCラジオ5のインタヴューで、政治が好きなファンにそのことを知らされ、次のように反応している。「ああ、彼はダチさ。俺はそう思ってるよ。俺たちは世界に影響を与えられるんだ。N.W.A.のライヴに来たからこそ、今の彼がいるのさ」
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