Photo: GETTY

フー・ファイターズのデイヴ・グロールは母親のヴァージニアの死について語り、「最高の友人」と評している。

ヴァージニア・グロールは2022年7月に亡くなっており、今年6月にリリースされた最新作『バット・ヒア・ウィ・アー』には彼女に捧げた10分の楽曲“The Teacher”が収録されている。

デイヴ・グロールはポッドキャスト『ソング・エクスプローダー』に出演して、死期が迫った母親と一緒にいた経験や音楽を通して悲しみを表現する試みについて語っている。

「亡くなる前はずっと母親と一緒にいたんだ」とデイヴ・グロールは語っている。「その時期は毎日、ギターで曲を書いていた。というのも、そうやって解放しないと、爆発してしまいそうだった」

「病院で丸一日を過ごしていたんだけど、何を達成しようとか明確な目的はないまま、音楽的に変換しようとしていた。自分の感じていることを映してくれるコード進行を探していたんだ」

最終的にできた曲“The Teacher”についてデイヴ・グロールは次のように続けている。「自分の人生において最も重要な人だから、これまで作った中でも最も重要な曲にしなければならないと思った」

「親と一緒にいるのが好きで唯一の友人だった。僕らは最高の友人だった。彼女を称えて、音楽で追悼の意を表さなければならないと思った。だから、それは曲以上のものになった。すごく大きな理由で書いた曲だから、最も重要な曲になったんだ」

先日、デイヴ・グロールはボーイジーニアスのフル・デビュー・アルバムにゲスト参加するはずだったが、「寝過ごした」ことが明らかになっている。

「フー・ファイターズとツアーしたことがあって、彼のことを知っている友人がいたの」とフィービー・ブリジャ―ズはデイヴ・グロールとのコラボレーションが持ち上がった経緯について語っている。「デイヴ・グロールがスタジオに来て、演奏してくれるという、実現はしなかったけど、そういう繋がりがあったの」

どの曲にデイヴ・グロールが参加する予定だったかは明かさなかったものの、最終的には実現しなかった理由についてフィービー・ブリジャ―ズはデイヴ・グロールがセッションに「寝過ごした」と語っている。「結局、会えなかったんだ」

アルバムでの共演は実現しなかったものの、デイヴ・グロールはボーイジーニアスのライヴでサプライズでドラムを担当するという共演は実現させている。

10月31日にハリウッド・ボウルで行われた公演でデイヴ・グロールはボーイジーニアスと共演して、『ザ・レコード』に収録されている“Satanist”のドラムを担当している。

この時の共演についてフィービー・ブリジャ―ズは『NME』に次のように語っている。「デイヴ・グロールとはビリー・アイリッシュのライヴの楽屋で友人になったんだけど、彼は最高にクールよね。『デイヴ・グロールと会ったけど、彼はロックスターがどんなものかという期待を超えてくる』って男友達にメールした。歳の重ね方や人生の進め方という点で、グループとして追い求めているものがたくさんある」

ドキュメンタリー『ボン・ジョヴィ:Thank You, Goodnight』をディズニープラスで見る 広告

Copyright © 2024 NME Networks Media Limited. NME is a registered trademark of NME Networks Media Limited being used under licence.

関連タグ