ザ・リバティーンズはシェイン・マガウアンに追悼の意を表してザ・ポーグスの“Fairy Tale Of New York”をカヴァーしている。
ピート・ドハーティ、カール・バラー、ジョン・ハッサール、ゲイリー・パウエルから成るザ・リバティーンズは公式インスタグラムで“Fairy Tale Of New York”をピアノでカヴァーして2人で歌う映像を公開している。キャプションには次のように記されている。「安らかに、シェイン。これはあなたのために」
2日後、小さな会場で行ったライヴでバンド全員で“Fairy Tale Of New York”を演奏する映像も公開されている。キャプションには「もう一つ、シェインのために」と記されている。
フロントマンのシェイン・マガウアンは11月30日に享年65歳で肺炎のために亡くなっており、12月8日に葬儀が執り行われている。12月8日にダブリンのストリートでは葬列が組まれ、ダブリンから2時間近くをかけて移動してニーナーの教会で行われた葬儀にはニック・ケイヴ、ジョニー・デップ、アイルランド大統領のマイケル・D・ヒギンズらが出席している。
ピート・ドハーティはシェイン・マガウアンの友人として知られ、BBCの『ワールド・サービス・ニュースアワー』に出演して一緒にいた時の思い出を振り返っている。
「病気なのは知っていたけど、弾丸にも負けないと思っていたんだ」とピート・ドハーティは語っている。「好きだったし、尊敬していたけど、それだけではなくて、ここ30年から40年で上位3位か4位の作詞家だったと思う」
「彼は昔ながらのロマンチストで、曲の中で力強いキャラクターの物語を伝えていくんだ。彼はたくさんの絵やおとぎ話も描いていた」としてピート・ドハーティは「メロディーの才能」にも賛辞を寄せている。
「長い間、畏敬の念と共に教えを請うていた。人生で難しい時期も彼とは話ができた。刑務所にいた時も彼の知り合いの知り合いがいて、いくつかのことで助けてくれた。だから、身近に感じていたんだ」
ザ・ポーグスはチャリティで“Fairytale Of New York”の7インチがリリースされている。
収益はシェイン・マガウアンと妻のヴィクトリア・メアリー・クラークが支援するチャリティ団体「ダブリン・サイモン・コミュニティ」に寄付される。
プレス・リリースによれば、今回のシングルは1度も全英シングル・チャートで1位を獲得したことのない曲を1位にして「シェイン・マガウアンを祝福する」ためにリリースされるという。
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