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ジョニー・マーはAIが作成した本人を装った偽の音声メッセージについて警告を発している。

ジョニー・マーはツイッターで人工知能を使って作成された彼からのメッセージに見せかけた偽のメッセージが出回っている可能性があるので注意するようファンにうながしている。

「ヴォイス・メッセージも含むAIによって生成された僕からの偽のメッセージに気をつけてほしいという警告だよ。もしも受け取ったら、AIのジョニーと話をしてみたいから、連中に僕の詳細を送ってくれ。僕なんかよりも頭がよくないといいんだけどね」とジョニー・マーはツイートしている。

このツイートを受けてあるファンは「これが本物のジョニーだと私たちみんなに思い込ませようとしているAIジョニーだとしたら?」とツイートしている。別のファンは「AIでもジョニーのようにはギターを弾けないよ。間違いないね」と述べている。

ジョニー・マーは今年11月にソロを網羅したコンピレーション作『スピリット・パワー』をリリースしている。ジョニー・マーは『NME』に対してこのコンピレーションとソロ・キャリアの10年間で学んだことについて語っている。

「正直、シングルを作らなければならないというプレッシャーを自分自身に課してきたことを学んだね。アップテンポの曲があると、ディープな曲を作る必要性や理由というものが生まれてくるということが分かった。自分の作ったすべてのソロ・アルバムには雰囲気のある、ムーディーでスローな、あるいは映画のような曲がある。バンガーに対してはほぼどれも光と影があるんだ」

ジョニー・マーは次のように続けている。「振り返ってみると、『なんてこった。10年なんて、あっという間だった』という感じだね。最初のレコードで自分のバンドと始めた時は自分としてはテンポを上げたいという思いがあった。素晴らしいサウンドの音楽を日々出していきたかった。それがミッションだった。その点で今回のコンピレーションを下に振り返ってみると、それを達成できたと思うし、もしかしたらやり過ぎたかもしれないとも思うよね。決して傲慢な意味ではないし、終わらせるつもりもないんだけどね」

AIに対して疑念を口にするミュージシャンはジョニー・マーだけではなく、ホージアはAIが音楽業界にもたらす脅威に対してストライキも考えうると述べており、ノエル・ギャラガーは「機械が音楽を書くことになるんだろうね。やってくれる機械があるのに、ソングライターをなんで雇わなきゃいけないんだ?」と語っている。ニック・ケイヴはAIについて「人間であることへのグロテスクな嘲り」と述べている。

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