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ケシャはドクター・ルークとの長年の法廷闘争を経て、ドクター・ルークのレーベルであるキモサベ・レコーズから自由の身となっている。

今年6月、ケシャとドクター・ルークの法廷闘争は公判を1ヶ月後に控える中で法廷闘争で和解に達したことが明らかになっていた。ケシャは今年5月に契約上キモサベ・レコーズからの最後の作品となる『ギャグ・オーダー』をリリースしている。

元々、ケシャはドクター・ルークに対して2014年に訴訟を起こしており、性的に虐待され、感情的にも傷つけられたと主張していた。ドクター・ルークはこれを否定して、反訴しており、ケシャがお互いで交わしていたレコーディング契約に違反し、契約から逃れるためにレイプを主張したと述べている。ケシャはドクター・ルークに対する当初の主張を貫いていた。

現地時間12月18日、ケシャはキモサベ・レコーズを始め、RCAレコーズ、ヴェクター・マネージメントの所属から離れたと報じられている。

『ヴァラエティ』誌によれば、情報筋はRCAレコーズがディストリビューションするキモサベ・レコーズとケシャの契約は先週終了したと語っている。ケシャはマネージメント企業とも「友好的に」別れることになったという。

ケシャ、キモサベ・レコーズ、RCAレコーズ、ヴェクター・マネージメントの担当者は現時点でコメントの要請に応じていないが、ケシャはインスタグラムのストーリーで「この10年間、酔っ払った友人のような私を支えてくれてありがとう」というメッセージを公開している。

今年6月、和解を発表した際にケシャとドクター・ルークは共同声明を発表しており、ケシャは次のように述べている。「あの夜、何が起こったかは神のみぞ知ることです。常に言ってきたように、私はあそこで起こったことすべてを思い出せません。人生のこのチャプターのドアを閉めて、新しいチャプターを始めるのが楽しみです。なにより関係者全員の平穏を望んでいます」

ドクター・ルークは次のように述べている。「2005年のあの夜、何があったのかを思い出せないことを認めてくれたケシャに改めて感謝します。何もなかったと私は確信しています」

彼は次のように続けている。「私は彼女に薬物を投与したり、暴行したりはしていませんし、誰に対してもそんなことはしません。家族のためにも10年近く汚名を晴らすためにも活発に闘ってきました。この難しい問題を後にして、自分の人生と共に前に進むべき時が来ました。ケシャの最善も願っています。それ以外の和解の詳細は現時点では分かりません」

ドクター・ルークは2014年に名誉毀損でもケシャを訴えており、ケイティ・ペリーをレイプしたとレディー・ガガに吹聴したと主張している。ケイティ・ペリーは宣誓証言でレイプの事実を否定し、ドクター・ルークもこのような事実はなかったと主張している。マンハッタン最高裁のジェニファー・G・シェクター判事はドクター・ルークを支持する判決を2020年に下している。

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