Photo: GETTY

ジャック・アントノフはテイラー・スウィフトが2022年に発表した『ミッドナイツ』で最も衝撃を受けた曲を明かしている。

『ミッドナイツ』で複数の曲をプロデュースしているジャック・アントノフは『ヴァルチャー』のインタヴューで他のミュージシャンとコラボレーションすることでいまだにショックを受けると語っている。

「一番衝撃を受けるのは曲で描かれる人の弱さなんだ。“You’re on Your Own, Kid”の最後は自分にとってそうした瞬間の一つだった。覚えているけど、彼女は僕の前であの曲の歌詞を書き、一緒にレコーディングしたんだけど、完全に腹を殴られたようだった。美しかったね」

インタヴューでジャック・アントノフは『1989』の再レコーディングで「最も難しかった」ことについても振り返っている。「僕はまったくソフトウェアのシンセサイザーを使わないんだ。だから、すべての音が実際に部屋で鳴っているものなんだよ。だけど、笑えるのはどうやって音を出したのか、思い出せないんだよ。その点でブリーチャーズの連中は大いに助けになってくれたね」

ジャック・アントノフは『1989(テイラーズ・ヴァージョン)』に取り組んだのは「古い日記を見つけた」ようだったとも語っている。「あのセッションでは『すごいね』と思うことがたくさんあった。なるべくレイヤーを減らしていった。やっていく内に、そっちのほうが素敵だと思うようになったんだ」

「若い頃の僕はとにかく音を積み上げていた。“Out Of The Woods”なんかキッチンのシンクみたいだよ。でも、そこがよかったんだ。プロデューサーとして成功したわけでもなかったから、音を積み上げるのにはただ楽しかったという以外に理由はなかったんだ」

『1989(テイラーズ・ヴァージョン)』はオリジナルのアルバムを超える初週セールスを記録しており、これはテイラー・スウィフトにとって過去最高のセールスとなっており、スポティファイでも新記録を樹立している。

ドキュメンタリー『ボン・ジョヴィ:Thank You, Goodnight』をディズニープラスで見る 広告

Copyright © 2024 NME Networks Media Limited. NME is a registered trademark of NME Networks Media Limited being used under licence.

関連タグ