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ポール・マッカートニーはウイングスのバンドメイトであるデニー・レインに追悼の意を表して、「素晴らしい才能」と評している。

ムーディー・ブルースのメンバーで、ポール・マッカートニーと共にウイングスの結成メンバーであるデニー・レインの訃報は現地時間12月5日に発表されている。

妻のエリザベス・ハインズはソーシャル・メディアでデニー・レインが間質性肺疾患のために亡くなったと述べている。享年79歳だった。

今回、ポール・マッカートニーはデニー・レインに追悼の意を表して、デニー・レインと仕事をすることには「たくさんの素敵な思い出」があると振り返っている。

「元バンドメイトであるデニー・レインが亡くなったと聞いて、ものすごく悲しんでいる」とポール・マッカートニーはウイングス時代のデニー・レインの写真と共に投稿している。

「デニー・レインとの時間にはたくさんの素敵な思い出があるんだ。ザ・ビートルズでムーディー・ブルースとツアーした最初の頃からね。僕ら2つのバンドはお互いにすごく尊敬していて、一緒に楽しいことをした」とポール・マッカートニーは続けている。「デニー・レインは最初からウイングスに参加してくれた。彼は突出したヴォーカリストにしてギター・プレイヤーだった。彼の最も有名なパフォーマンスはおそらく“Go Now”だろうけど、ベシー・バンクスの古い曲を彼は見事に歌ってみせた。彼と僕は一緒に曲も書いていて、最も成功したのは“Mull of Kintyre”で、70年代に大ヒットとなった。僕らは疎遠になったけど、近年は友人関係を取り戻し、一緒に過ごした思い出を分かち合うことができた」

ポール・マッカートニーは次のように続けている。「デニー・レインは最高のユーモアのセンスのある素晴らしい才能で、常に人を助ける準備ができていた。彼はファンに惜しまれ、友人たちに好意と共に思い出されることになるでしょう。奥様のエリザベスと家族にお悔やみを申し上げます。平穏と愛を、デニー・レインに。知り合えて、よかった。僕らは君を惜しむことになるよ」

1944年10月29日にバーミンガムで生まれたデニー・レインはELOのドラマーになるベヴ・ベヴァンと共に最初のバンドであるザ・ディプロマッツで活動している。そこから彼はシンガーのマイク・ピンダー、レイ・トーマス、ドラマーのグレーム・エッジと共にムーディー・ブルースを結成している。デニー・レインは“Go Now”のカヴァーでヴォーカルを務め、全英1位を獲得して、その成功を確固たるものにしている。

その後、デニー・レインはエレクトリック・ストリング・バンドを結成して、ジンジャー・ベイカーズ・エアフォースにも参加していた。しかし、ポール・マッカートニーからウイングス加入の依頼を受けて、正式メンバーとなっている。ウイングスによる名作『バンド・オン・ザ・ラン』は50周年盤がリリースされることも決定している。

「私の夫は今朝の早朝に穏やかに亡くなりました」と妻の妻のエリザベス・ハインズは訃報を発表している。

「彼と私は共に健康上の問題を乗り越えて、リハビリ・センターに戻って、最終的には家に帰れると信じていました」と彼女は続けている。「残念ながら、肺の病気である間質性肺疾患は予測不可能で、進行中でした。それぞれの症状が肺に損傷を与え、弱らせました。彼は毎日闘っていました。彼は強く勇敢で、不平を言うことはありませんでした。彼が求めていたのは家に帰って、私とペットの猫のチャーリーと暮らして、ジプシーのギターを弾くことだけでした」

ガンズ・アンド・ローゼズのアクセル・ローズは次のように追悼の意を表している。「デニー・レインが亡くなったと聞いて、すごく残念だよ。ウイングスは常に人生の大きな一部だった。安らかに」

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