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先週、亡くなったザ・ポーグスのフロントマンであるシェイン・マガウアンの死因が明らかになっている。

妻のヴィクトリア・メアリー・クラークは『ニューヨーク・タイムズ』紙に、シェイン・マガウアンが11月30日に肺炎のため享年65歳で亡くなったことを明かしている。

シェイン・マガウアンは家族に囲まれて「穏やかに」亡くなったとのことで、ニック・ケイヴやU2は追悼の意を評している。

妻のヴィクトリア・メアリー・クラークはソーシャル・メディアで「数日前まで生きる決意を固めていた」と述べており、その後「初めて一緒になった時からシェインを失うことは長年最も恐れていたことだった」とも述べている。

インスタグラムの投稿でヴィクトリア・メアリー・クラークは次のように続けている。「本当に多くの人々から多くの愛と応援をいただいていて、それはタイタニック号で救命いかだを見つけるようなものだということをお伝えしたいと思います」

「荒々しく波が立ち、凍てつくようで恐ろしいけれど、安全はそう遠くないという感覚もあります。応援のメッセージや振る舞いには予想外で心動かされるものもあり、全世代の多くの人々からシェインがどれだけ愛されているか、彼も分かったらいいのにと思います」

アイルランド人ジャーナリスト/作家であるヴィクトリア・メアリー・クラークは亡き夫について「真の人道主義者で、不思議なほど寛容な形で人間性を愛していたにもかかわらず、非常に内気で、あまり多くの人と深く自己を分かち合うことはなかった」と述べている。

シェイン・マガウアンは「人を裁くことをとても嫌がり」「許すことを強く信じていて」「有名人には純粋に興味がなく、タクシー運転手であろうと小説家であろうとすべての人を尊敬し、人々のことをいつも知りたがっていました」と彼女は述べている。

「彼は驚くほど本物の存在で、時には社交性に欠けることもありました。ホームレスの人々の前を立ち止まらずに通り過ぎることはなく、求められれば、話をしたり、ちょっとしたお札やタバコを渡したりしていました。依存症を抱える人を断じることもありませんでした。それがどこから生まれたかを理解していたからです」

「彼はどこに行っても見知らぬ人に心を開いて、思いもつかない人々や物事から美しさを見出すことを教えてくれました。全力を尽くして、彼が教えてくれた多くのことに注力して、彼が私にくれた恩恵を享受したいと思います。愛を分けてくれるすべての人に感謝しますし、近い境遇にある人は応援と安らぎを感じて、一緒にいたことの恩恵と感謝の念を感じてもらえればと思います」

ザ・ポーグスのフロントマンであるシェイン・マガウアンについては葬儀の詳細が発表されている。

葬儀は12月8日にティペラリーで開催される。シェイン・マガウアンは6歳の時にケントに移住するまでティペラリーで生まれ育っている。

葬列は母親のテレーズの出身地に近いニーナーで行われ、一般公開される。葬儀に出席する他のミュージシャンと共にアイルランド大統領のマイケル・D・ヒギンズも出席すると報じられている。

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