俳優のドミニク・モナハンによると、デヴィッド・ボウイは映画『ロード・オブ・ザ・リング』のオーディションを一度受けていたという。
『ロード・オブ・ザ・リング』シリーズでホビットのメリアドク・”Merry”・ブランディバック役を演じたドミニク・モナハンは、米『ハフィントン・ポスト』紙の最新インタヴューで、デヴィッド・ボウイが2001年の映画『ロード・オブ・ザ・リング/旅の仲間』のオーディションを受けたという噂を認めたているという。
「『ロード・オブ・ザ・リング』のオーディションを受けるために、ロンドンのハバードという非常に悪名が高いキャスティング事務所にいたんだけどね。雑誌を読みながら待っていたら、デヴィッド・ボウイがやって来て、リストにサインをしたあとに中に入っていったんだ」
デヴィッド・ボウイがどの役のオーディションを受けていたのかについて、ドミニク・モナハンは次のように加えている。「ガンダルフの役じゃないかと思っているんだ。それ以外に考えられないよ。他の役のオーディションを受けていたのかもしれないけどね。僕はデヴィッド・ボウイの大ファンでさ、今は幸運なことに彼の息子(映画監督のダンカン・ジョーンズ)と知り合いなんだけど、間近で彼を見られたことは、僕にとってすごく特別なことだったよ」
ドミニク・モナハンは、デヴィッド・ボウイがガンダルフを演じたかったのではとの見解を述べているが、『ハフィントン・ポスト』紙によると、ファンによるは半エルフのエルロンド役を演じたかたったのではという説にも言及している。
また、監督であるピーター・ジャクソンがそのように有名なスターを起用することで映画の根底にあるテーマから離れてしまう可能性があるために気が進まなかったのではないかとも示唆されている。
ピーター・ジャクソンは2001年に『エンターテイメント・ウィークリー』誌に対して、確立された俳優よりも新人の方を好むと語っている。
「これらは、50年近くもの間愛され続けた本当に有名なキャラクターだ」と、ピーター・ジャクソンは語り、次のように続けている。「有名で愛されるキャラクターと有名なスターとのぶつかり合いは、あまり心地が良くないよね」
デヴィッド・ボウイは音楽以外でも、『ラビリンス/魔王の迷宮』、『最後の誘惑』、『プレステージ』などの作品で様々な役を演じ、俳優としても成功をおさめていた。
デヴィッド・ボウイは、18ヶ月に及ぶガンとの闘病生活の末、1月10日に亡くなっている。
イギー・ポップも亡きデヴィッド・ボウイに哀悼の意を表しているスターのひとりで、先日デヴィッド・ボウイと一緒に仕事をして学んだことについて語っていた。
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