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ザ・ポーグスのフロントマンとして知られるシェイン・マガウアンが亡くなった。享年65歳だった。

訃報は妻のヴィクトリア・メアリー・クラーク、妹のシオバーン、父のモーリスによる共同声明で発表されている。

「深い悲しみと重い心境と共にシェイン・マガウアンが亡くなったことを発表します」

「シェイン・マガウアンは11月30日午前3時に妻のヴィクトリアと家族に囲まれながら穏やかに亡くなりました」

「祈りの言葉と最後の儀式が読み上げられ、家族には安らぎが与えられました」

「彼は妻のヴィクトリア、妹のシオバーン、父のモーリスなどの家族や多くの友人を残していくことになりました」

「詳細はまもなく発表されますが、非常に悲しい時なのでプライバシーには御配慮下さい」

音楽界からは追悼の声が寄せられており、ニック・ケイヴは「親友で、その世代の最も偉大なソングライターだった。非常に悲しい日だ」と述べている。

ザ・ポーグスはカースティ・マッコールが参加した1987年のクリスマス・ソング“Fairytale Of New York”で最もよく知られているが、80年代から90年代前半にかけて“The Old Main Drag”、“A Pair Of Brown Eyes”、“A Rainy Night In Soho”といったヒット曲を輩出し、“Dirty Old Town”や“The Irish Rover”のカヴァーでも知られている。

彼らの音楽は政治色が強く、マンドリン、バンジョー、ティン・ホイッスルといった楽器を使ってパンクとアイリッシュ・フォークを融合させており、その激しいライヴで瞬く間にバンドは知られるようになった。

2020年にはドキュメンタリー映画『シェイン 世界が愛する厄介者のうた』が公開されており、ティペラリーでの幼少期からパンクとの出会い、ザ・ポーグスでのキャリアに至るまでの彼の人生を振り返るものとなっていた。

シェイン・マガウアンは以前から体調を崩しており、6月に特定不能の健康問題で集中治療室に入院した後、先週退院したことが報じられたばかりだった。彼は2022年12月にも脳炎で入院している。

また、シェイン・マガウアンは度重なる転倒で骨盤と右膝を骨折したため、2015年から車椅子を使用していた。

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