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レディオヘッドのドラマーであるフィル・セルウェイはバンドの再始動について「そこに向かって戻ってきている」と語っている。

11月24日に「クロウ・ヒル・カンパニー」の生配信に出演したフィル・セルウェイは次のように語っている。「今はちょっと休みを取っているんだ。僕らが最後にやったライヴは2018年だけど、そこに向かって戻ってきているんだ。その関係には特別なものがあって、クリエイティヴな関係にしても人間的な関係にしても他じゃ得られないものなんだよ」

フィル・セルウェイは次のように続けている。「でも、そこに向かって戻ってきているんだ。『よし、休みは取った。いよいよだ』と思っていてね。そろそろ飛び込んでみて、探りながら、何が違う方向に自分たちを連れて行ってくれるか、見てみる頃だと思っているんだ」

レディオヘッドが最後にリリースしたアルバムは2016年発表の『ア・ムーン・シェイプト・プール』となっている。トム・ヨークとジョニー・グリーンウッドによるサイド・プロジェクトのザ・スマイルはセカンド・アルバム『ウォール・オブ・アイズ』を1月26日にリリースすることを発表している。

フィル・セルウェイはレディオヘッドとしての再始動についてこれまでも語ってきており、今年1月、フィル・セルウェイはバンドとして動き出すために2023年初めに「集まる」ことになると語っていた。「2023年の初めに集まることになるよ。次のことへの他のアイディアに目を向け始めるんだと思う」

また、フィル・セルウェイは『プログ・マガジン』誌に次のように語っている。「常に話はしているんだけど、『キッド A』や『アムニージアック』でやったようなことを超える集団としてのプロジェクトが実現するには、まだまだかかるだろうね。話はしているけど、今は全員が自分なりのことをやっているからね」

「パンデミックがあって、僕らはレディオヘッドからひとまず離れることにしたんだ。そうしたら、他のことができるからね。でも、それは他のプロジェクトが大きくなっていくことを意味するわけで、そうしたプロジェクトに必要な時間を取ることにしたんだ。まあ、それでもそのうち一緒にやることになるだろうし、今後数年間の内に何らかのことはあるんだと思う」

フィル・セルウェイは今年『NME』に対して今後の展望に関して次のように語っていた。「集まって、今後の予定について話をしているよ。でも、当面はみんな他のプロジェクトがあって、それをきちんとやり遂げたいと思っているんだ。僕ら5人の間には何らかの形で音楽を作りたいという共通の気持ちがある。僕らはそうした音楽的関係を大切にしているし、それが38年間続いてきた。それは、いまだに重要なものだよ」

レディオヘッドが次にどんな方向に進むかについてアイディアを訊かれると、フィル・セルウェイは次のように答えている。「一緒に部屋に集まってみないと、その点に関してはまったく分からないね。かなりやらないと確固たる方向性は見えてこない。一言で言うと、要確認という感じだね」

「ミュージシャンの集団が気持ちを合わせて、シリンダーを開くシナリオを見つけるということだよね。そうなれたら夢のシナリオだよ。それが唯一の願望と言ってもいいよね」

レディオヘッドはドラマ『ザ・クラウン』シーズン6で“Paranoid Android”が使用されている。

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