Photo: GETTY

ダリル・ホールは合弁会社の株を売却しようとしたジョン・オーツに訴訟を起こしている。

11月17日、ダリル・ホールは長年の音楽パートナーであるジョン・オーツへの接近禁止命令を獲得したことが明らかになっている。詳細は伏せられているものの、「裁判所に提出された書類によれば、事業信託が諍いの中心にある」と報じられていた。

今回、AP通信はダリル・ホールとジョン・オーツが合弁会社を所有しており、ジョン・オーツが合弁会社の株をプライマリー・ウェーヴに売却しようとしていると報じている。ダリル・ホールはジョン・オーツによる売却が合意した事業規約に違反していると主張している。AP通信はダリル・ホールとジョン・オーツにコメントを求めている。

この訴訟を受けて判事はジョン・オーツの売却を一時的に止め、11月16日に接近禁止命令を認めている。法的手続きと仲裁作業は今も進められている。

この訴訟に関する多くの詳細は伏せられたままだが、ダリル・ホールの弁護士はこの訴訟が秘匿条件で合意した民事の訴訟であり、秘匿の下に仲裁を目指していると述べている。裁判は法廷での審理が11月30日に予定されている。

プライマリー・ウェーヴは15年以上にわたってホール・アンド・オーツのカタログの重要な権利を所有している。ダリル・ホールは2021年のインタヴューで自身の後悔について語っている。「早い段階で自分の分を売ってしまったことで、お金を得られなくなってしまったんだ」同じインタヴューでダリル・ホールはアーティストは音楽出版権を所有しておいたほうがいいとも語っている。「持っているのはそれだけだからね」

ダリル・ホールとジョン・オーツはホール・アンド・オーツとして活動していたことで知られ、1967年にアデルフィ・ボールルームのエレベーターで二人は出会っている。キャリアを通して、29曲の全米トップ40曲があり、8枚のアルバムがプラチナ・ディスクに輝いている。二人は“I Can’t Go For That (No Can Do)”、“You Make My Dreams”、“Maneater”、“Rich Girl”、“Private Eye”、“Kiss On My List”といった曲で知られている。

2014年、ダリル・ホールはジョン・オーツとの関係について『ガーディアン』紙に次のように語っている。「うまくいっているよ。僕らはあまり同じような人間じゃないし、それは今もそうだ。僕らは違ったことに興味を持っている。でも、違いは重要じゃないんだ。重要なのは分かち合っているもので、それは音楽なんだよ」

ジョン・オーツも次のように語っている。「ダリルと僕は本物の友人というよりは兄弟みたいなものなんだ。人間としては違うけれど、でも、ものすごく強い音楽的絆があるんだ。彼はクリエイティヴ面で満足しておらず、それが突き動かしている。彼は頭が良くて、僕の意見では史上最も人気のある声の持ち主なんだ」

広告 【独占配信】エミー賞®史上最多18部門受賞の歴史的快挙!真田広之主演&プロデュース「SHOGUN 将軍」をディズニープラスで見る

Copyright © 2024 NME Networks Media Limited. NME is a registered trademark of NME Networks Media Limited being used under licence.

関連タグ