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キリング・ジョークのギタリストであるケヴィン・“ジョーディー”・ウォーカーが亡くなった。享年64歳だった。
訃報はキリング・ジョークのドラマーであるマーティン・アトキンズのフェイスブックで発表されている。マーティン・アトキンズはケヴィン・“ジョーディー”・ウォーカーと共に参加したダメージ・マニュアルの“Laugh Track”のビデオを投稿して「打ちのめされている」と述べており、コメントで「ジョーディーが亡くなったんだ」と記している。
マーティン・アトキンズは「神の御加護を。ジョーディー・ウォーカー」ともツイートしている。
キリング・ジョークもケヴィン・“ジョーディー”・ウォーカーが11月26日に脳卒中で亡くなったことを発表して、「打ちのめされています」と述べている。
キリング・ジョークはインスタグラムで次のように述べている。「ものすごい悲しみと共に2023年11月26日午前6時30分にプラハでキリング・ジョークの伝説的ギタリストであるケヴィン・“ジョーディー”・ウォーカーが脳卒中で亡くなったことを発表します。彼は家族に囲まれていました。安らかに、ブラザー」
ケヴィン・“ジョーディー”・ウォーカーはキリング・ジョークにおける類稀なギター・スタイルでレッド・ツェッペリンのジミー・ペイジやマイ・ブラッディ・ヴァレンタインのケヴィン・シールズなどから大きな評価を獲得することになった。ケヴィン・シールズはかつて彼について「労せず演奏しながら怪物のようなサウンドを生み出してみせる」と評している。
ケヴィン・“ジョーディー”・ウォーカーはジャズ・コールマンが『メロディー・メーカー』誌に掲載したメンバー募集の広告を見て、キリング・ジョークの結成メンバーとなっている。ケヴィン・“ジョーディー”・ウォーカーはダメージ・マニュアルやマーダー・インクのメンバーでもあるが、すべてのキリング・ジョークのアルバムに参加している。
ケヴィン・“ジョーディー”・ウォーカーはアメリカで暮らした後に近年はプラハに移住していて、そこで亡くなっている。
キリング・ジョークはグロスターシャー州チェルトナムでジャズ・コールマン、ケヴィン・“ジョーディー”・ウォーカー、ポール・ファーガソン、ユースによって結成されている。ポスト・パンクのスタイルを採用しながらもよりヘヴィなサウンドはインダストリアル・ロックに大きな影響を与え、ゴスやシンセ・ポップ、エレクトロニカの要素も存在している。
ファースト・アルバム『キリング・ジョーク』は1980年にリリースされ、1985年発表の『ナイト・タイム』でメインストリームでの成功を収めている。
ジャズ・コールマンとケヴィン・“ジョーディー”・ウォーカーは常にメンバーとして在籍し、2008年には結成メンバーと共に再結成を果たしている。その後もメンバーは変わっていた。
メタリカ、ニルヴァーナ、ナイン・インチ・ネイルズ、サウンドガーデンといったバンドはキリング・ジョークから影響を受けたことを明らかにしている。
最後にリリースされたアルバムは2015年発表の『パイロン』で、オリジナル・メンバーによるEP『ロード・オブ・カオス』が2022年にリリースされている。今年3月、ロンドンのロイヤル・アルバート・ホールでの公演を記念して、シングル“Full Spectrum Dominance”がリリースされている。
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