エリック・クラプトンは「ザ・フール」と呼ばれているギターがオークションにて記録的高額で落札されている。
現地時間11月16日、エリック・クラプトンの1964年製カスタム・ペイントのサイケデリックなギブソンSGはジュリアンズ・オークションで127万ドル(約1億8700万円)で落札されている。このギターはナッシュヴィルのハード・ロック・カフェで3日間にわたって開催された「プレイド、ウォーン&トーン:ロックンロール・アイコニック・ギターズ&メモラビリア」に出品されていた。
『ギター・ワールド』誌によれば、このギターはエリック・クラプトンがクリーム時代にセカンド・アルバム『カラフル・クリーム』を作っていた時に弾いていた64年製SGで、名前の由来となったオランダのアート集団によってペイントが施されている。ギターは1967年のサマー・オブ・ラブのシンボルとなり、サイケデリック期の象徴として語り継がれるようになった。
『プラネット・ロック』によれば、エリック・クラプトンはクリームの解散後、このギターをジョージ・ハリスンに渡しており、ジョージ・ハリスンはジャッキー・ロマックスに譲っている。その後、このギターはトッド・ラングレンが所有しており、彼はクリームの“Sunshine of Your Love”にちなんで「サニー」というニックネームを付けていた。トッド・ラングレンは2000年にオークションで売却している。
「ザ・フール」の落札金額の一部はインディアナポリス・コルツとオーナーのアーセイ家によるメンタル・ヘルスについての啓発団体「キッキング・ザ・スティグマ」に寄付される。
このギターについてジュリアンズ・オークションのCEOであるダレン・ジュリアンは次のように語っている。「エリック・クラプトンのザ・フールはロックの歴史において最も重要なギターの一つですが、今夜のオークションで再び歴史を作ることになりました」
「クラシック・ロックのサウンドを生み出し、決定づけたこの伝説的なギターはアートの傑作であり、サイケデリックなサマー・オブ・ラブ期の象徴でもあります。このギターがジム・アーセイの貴重な品々のコレクションに加わることはもう一つの大きな特権であり、私のキャリアでも突出したことで、今年20周年を迎えたジュリアンズ・オークションのハイライトと言えるでしょう」
先日、エリック・クラプトンはインストゥルメンタルの新曲“Voice Of A Child”がミュージック・ビデオと共に公開されている。
“Voice Of A Child”のミュージック・ビデオはこちらから。
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