ヴァンパイア・ウィークエンドのベーシストであるクリス・バイオが、先日発表されたロスタム・バトマングリの脱退を受け、彼を讃えている。
ギターとキーボードを担当していたロスタム・バトマングリは、自身がバンドから脱退することを発表している。
ロスタム・バトマングリがツイッターに投稿した声明では、ヴァンパイア・ウィークエンドの「メンバーではなくなった」とコメントしつつも、フロントマンのエズラ・クーニグとは「将来のヴァンパイア・ウィークエンドの曲」や「将来のプロジェクトでのコラボレーションは続ける」だろうとも述べられている。
これを受け、クリス・バイオはツイッターにメッセージを投稿し、ロスタム・バトマングリを「地球上で最高のアーティストの1人」と賞賛している。また、「彼に出会えてよかった。信じられないくらい素晴らしい新曲もいくつか聴かせてもらってるんだ。もっと聴くのが楽しみだよ」とも述べている。
.@matsor is one of the best artists on the planet & I am lucky to know him. I've heard some incredible new music, can't wait to hear more.
— Chris Baio (@OIAB) January 27, 2016
ロスタム・バトマングリ.@matsorは地球上で最高のアーティストの1人だ。彼に出会えてよかった。信じられないくらい素晴らしい新曲もいくつか聴かせてもらってるんだ。もっと聴くのが楽しみだよ。
一方、ヴォーカルのエズラ・クーニグは今回のことについて詳細に説明しており、またバンドのニュー・アルバムについても新しい情報を公表している。
彼はインスタグラムに次のように投稿している。「数年前のことなんだけど、ロスタムと僕は彼の家で座って、僕らのコラボレーションが同じバンドのメンバーであることに依拠しているものなのか、話し合ったんだ。僕らは二人とも断固として『違う、そうじゃないんだ』って一致してね。僕らのコラボレーションというのはもっと重要なものなんだ」
そのうえで、エズラ・クーニグはヴァンパイア・ウィークエンドもロスタム・バトマングリも活動することへの興奮を露わにしている。「既に取り掛かり始めている(4作目の)作品も本当に楽しみだし、ロスタムが参加したものを聴くのも楽しみにしているんだ。バンドと演奏を続けていけることにもワクワクしてるよ。でも、この件については今年の後半、何度も話し合ってきたんだ」
「現在、ヴァンパイア・ウィークエンドの世界においては、次のアルバムをレコーディングすることがすべてなんだ。スタジオではこれまで通りの面もたくさんあるだろうし、新鮮な新しい一面もあると思う。明白な理由があって、今回のアルバムのワーキング・タイトルは『Mitsubishi Macchiato』なんだ」
ヴァンパイア・ウィークエンドは2013年にサード・アルバム『モダン・ヴァンパイアズ・オブ・ザ・シティ』をリリースしている。以降、バンド・メンバーはグループ以外のコラボレーションのプロジェクトを追求しており、なかでもエズラ・クーニグによるカレンOやメジャー・レイザーとのコラボレーションが最も知られている。また、ベーシストのクリス・バイオは2015年にソロ・アルバムをリリースしている。
昨年のインタヴューで、エズラ・クーニグは、ヴァンパイア・ウィークエンドの通算4作目となるアルバムはリリースされるものの、時期についてはまだ分からないと答えている。また、前作に合わなかった昔の音源が次のアルバムで使われる可能性も示唆している。
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