ザ・1975のマット・ヒーリー、グラミー賞にノミネートされなかったことへの見解を語る

Photo: GETTY

ザ・1975のフロントマンのマット・ヒーリーはザ・1975が今年のグラミー賞にノミネートされなかったことについて「激怒している」と語っている。

ザ・1975は現地時間11月15日にニューヨークのマディソン・スクウェア・ガーデンで二夜連続公演を行っており、先週グラミー賞のノミネート作品が発表されたのを受けて、ライヴの中でマット・ヒーリーはまったく選ばれなかったことに言及している。

「グラミーにノミネートされなかったことには激怒しているんだ」とマット・ヒーリーは観客に語っている。「みんながそのことを言わないのは、あまり趣味のいいことじゃないからだよね。もう僕は趣味のいいも通り越してしまったんだ」

マット・ヒーリーは次のように続けている。「気でもおかしくなったのかい？連中はおかしくなってしまったのか？『ネット上の人間関係についての簡単な調査』も『君が寝てる姿が好きなんだ〜』も（ノミネートされたのに）。なしなんてね。ふざけるな。最低だよ。何を問題にしているんだ？」

「“About You”は掛け値なしにグラミー賞に値するよ。まあ、あんまり気にしていないけど、ムカついたんだよね」

マット・ヒーリーは続けて「自画自賛」しているわけじゃないと述べ、カニエ・ウェストは「ヒーローの1人だ」と語っている。

「いいかい？自分自身のことを信じるんだ。今となっては厄介なヒーローになってしまったけど、僕には理解できる。でも、反ユダヤ主義は別だけど、自分自身を信じることについて考えてほしい」

「文字通り、僕らがこれから3分間でやることをできるバンドが過去4年間にいたなら教えてほしいよ」

ザ・1975はこれまで『君が寝てる姿が好きなんだ。なぜなら君はとても美しいのにそれに全く気がついていないから。』が「最優秀ボックスまたはスペシャル・リミテッド・エディション・パッケージ賞」に、“Give Yourself A Try”が「最優秀ロック・ソング賞」にノミネートされている。

『外国語での言葉遊び』をプロデュースしたジャック・アントノフは2024年のグラミー賞で年間プロデューサー賞（クラシック以外）にノミネートされている。

第66回グラミー賞授賞式は2024年2月4日にロサンゼルスのクリプト・コム・アリーナで開催される予定となっている。

ザ・1975はニューヨークのマディソン・スクウェア・ガーデン公演を収録した『アット・ゼア・ヴェリー・ベスト』が映像と音源で公開されている。

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