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マドンナとイーグルス・オブ・デス・メタルは2015年11月13日に起きたパリ同時多発テロ事件を振り返っている。

マドンナは「セレブレイション・ツアー」の一環で11月13日にパリ公演を行っており、8年前に起きたテロ事件を振り返る時間を取っている。

2015年11月13日にパリへの一連の襲撃と共にバタクラン劇場で行われていたイーグルス・オブ・デス・メタルのコンサートが襲撃されており、89人の観客が亡くなっている。

2015年、当時『レベル・ハーツ』ツアーを行っていたマドンナは息子のデヴィッド・バンダと共にバタクラン劇場近くのレピュブリック広場を訪れて、追悼の意を表していた。

今回、マドンナはパリ公演で次のように語っている。「あれは悲劇的な出来事だった。レピュブリック広場でデヴィッドと歌ったのを覚えている。前回、パリに来たのは『レベル・ハーツ』ツアーで、あの悲劇を受け止めるために自分にできることはほとんどなかった。でも、こうした悲劇は起き続けている。終わることはない。でも、時に自問することはできる。これはいつ終わるんだろう? 人間としてこれを変えるためにできることはなんだろう?」

イーグルス・オブ・デス・メタルも8年を経てフェイスブックでフランス国旗の画像を投稿して、エド・ハーコートがカヴァーした自身の楽曲“I Love You All The Time”の音源を添えている。

https://www.facebook.com/eaglesofdeathmetal/videos/1392024701690598/

先日、マドンナのステージ・デザイナーはマドンナが「セレブレイション・ツアー」を観客との「繋がりを感じられる」ものにしたがっていたことを明かしている。

ツアーについてスタフィッシュのリック・リプソンは英『ローリング・ストーン』誌に次のように語っている。「精神的な面でニューヨーク生まれと言える自身の視点を通したものをライヴの土台にしたいということをマドンナは分かっていました。初めてタイムズ・スクウェアの地に辿り着き、ローワー・イースト・サイドやCBGBsやクラブなど、若かりし頃に繰り出していた場所のことです。そうしたライヴのコンセプトは街全体をレイアウトしていく形に進化していきました」

「しかし、彼女は常に違ったことをやりたいと考えていて、『マダムX』やこれまでのアリーナ・ツアーでは感じられなかったものをやるにはどうしたらいいかと尋ねてきました。けれど、それが今のツアーのやり方に合っているとも思いました。2015年以降、ソーシャル・メディアが完全に状況を変えてしまい、人々は携帯電話を通して物事を消費し、写真を撮るようにりました。そこで私たちとしては、より繋がりを感じられるこれまでとは違う形でマドンナを提示できないかと考えるようになったのです」

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