Photo: Jeremy Neech/Apple Corps Limited

ザ・ビートルズの“Now And Then”に参加したミュージシャンが事実を知る前に亡くなっていたことが報じられている。

ロサンゼルスでビオラ奏者として活動していたキャロライン・バックマンは後に“Now And Then”としてリリースされる楽曲のストリングスのレコーディングに2022年4月下旬に参加している。しかし、48歳の彼女は乳ガンを抱えており、今年4月に亡くなったという。

「(もし知っていたら)喜びで狂乱状態になっていたでしょう」とキャロライン・バックマンの母親であるエリカ・バックマンはカナダの放送局CBCに語っている。

「悲しいです」とエリカ・バックマンは語り、その一方で次のように続けている。「すごく誇りに思います」

長年のパートナーによれば、キャロライン・バックマンはポール・マッカートニーのソロ用と聞かされていた楽譜にサインをもらって、それを額に入れていたという。

「彼女はすごく興奮していました」とパートナーのミッチ・ブラウンは振り返っている。「『今日はポール・マッカートニーとやったの』と言っていました。彼女の全キャリアを振り返っても、共演者にサインをお願いしたことなんてありませんでした」

ザ・ビートルズは本日11月10日に『ザ・ビートルズ 1962年~1966年』(赤盤)『ザ・ビートルズ 1967年~1970年』(青盤)のエクスパンデッド・エディションが日本盤CD、輸入盤LP、デジタルでリリースされている。

赤盤と青盤合わせて“Love Me Do”から“Now And Then”まで75曲が収録され、赤盤に12曲、青盤に9曲、計21曲が追加されている。音源には近年のステレオ/ドルビー・ミックスとジャイルズ・マーティンとサム・オケルがウィングナット・フィルムスのAI技術を使った新たなミックスが採用されている。

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