ポール・マッカートニーとリンゴ・スターはザ・ビートルズの名声はすぐになくなるものと思っていたので、いまだにバンドのファンが存在していることに驚いていると語っている。
ザ・ビートルズは最後の新曲という“Now And Then”が11月2日に公開されており、“Now And Then”ではジョン・レノンとジョージ・ハリスンが生前にレコーディングした音源が使われている。
ポール・マッカートニーは『サンデー・タイムズ』紙でグループとして10年は持つだろうと思っていたが、彼らの音楽が何世代にもわたって人気であり続けていることに驚いていると語っている。
「始めた頃は10年くらいのものだろうなと思っていたんだ。それがロックンロールのグループとしては最長の活動期間だった」とポール・マッカートニーは説明している。
リンゴ・スターはより悲観的で美容師になることを計画していたと述べている。「1週間続くとも誰一人、思っていなかった。ポールは書き物をやり、僕は美容師の店をオープンさせ、ジョージはガレージを持てたらと思っていた。でも、バンドは続くこととなり、そして終わった。ちょうどいい時期だったと思う。でも、それでお互いに一緒に演奏するのが終わったわけではなかった」
しかし、ザ・ビートルズは新曲をリリースする前からストリーミング・サービスで何十億回もの再生回数を記録している。
「去年のストリーミング数は何回だったっけ? 10億回? 30億回? ビックリさせられるよ」とリンゴ・スターは続けている。「ビートは続いているということだよね。そうだろ?」
ザ・ビートルズは11月10日に『ザ・ビートルズ 1962年~1966年』(赤盤)『ザ・ビートルズ 1967年~1970年』(青盤)のエクスパンデッド・エディションがリリースされることも決定している。
赤盤と青盤合わせて“Love Me Do”から“Now And Then”まで75曲が収録され、赤盤に12曲、青盤に9曲、計21曲が追加される。音源には近年のステレオ/ドルビー・ミックスとジャイルズ・マーティンとサム・オケルがウィングナット・フィルムスのAI技術を使った新たなミックスが採用されている。また、どちらのコレクションにもジョン・ハリスがエッセイを寄せる形となる。
新曲“Now And Then”は『ロード・オブ・ザ・リング』シリーズで知られるピーター・ジャクソンが監督したミュージック・ビデオも公開されている。
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