ザ・ビートルズは最後の新曲という“Now And Then”のミュージック・ビデオが公開されている。
“Now And Then”はジョン・レノンが録音したデモをポール・マッカートニーとリンゴ・スターがAIの力を借りて復旧させて完成に至った楽曲となっている。
“Now And Then”のミュージック・ビデオはこちらから。
“Now And Then”のミュージック・ビデオは2021年公開のドキュメンタリー『ザ・ビートルズ:ゲット・バック』を手掛けたピーター・ジャクソンが監督を務めている。
「アップルがミュージック・ビデオを作らないかと声をかけてきた時、私はまったく気乗りしませんでした。この厄介な仕事が他の人のものになれば、他のザ・ビートルズのファンと同じようにザ・ビートルズの新曲のリリースとミュージック・ビデオの公開が近づくクリスマス前の夜の期待感を楽しむことができると思ったからです」とピーター・ジャクソン監督は述べている。
「正直、ザ・ビートルズの最後の楽曲にふさわしいミュージック・ビデオを作らなければいけない責任のことを考えただけで、抱えきれないほど圧倒的な一連の不安が生まれることになりました」とピーター・ジャクソン監督は続け、メンバーの関連映像がないことを言い訳にして、このプロジェクトから身を引くつもりだったと述べている。
「ザ・ビートルズのミュージック・ビデオは素晴らしいザ・ビートルズの映像が中心になければなりません。俳優やCGIのザ・ビートルズを使うべきではありません。すべてのザ・ビートルズの映像が本物でなければならないのです」
「私の懸念にすぐに対処してくれたので、夢中になっている自分がいました。ポール・マッカートニーとリンゴ・スターは演奏する自分たちの映像を撮影して、私に送ってくれました。アップルは1995年のレコーディング・セッションで撮影されて忘れられていた14時間を超える映像を公開してくれました。そこにはポール、ジョージ・ハリスン、リンゴが“Now And Then”に取り組むものも数時間あり、それらを全部私に渡してくれたのです」
「ショーン・レノンとオリヴィア・ハリスンは素晴らしい未公開のホーム・ビデオを見つけて送ってくれました。最後に、ザ・ビートルズが革のスーツでパフォーマンスを行う貴重な数秒間の映像がピート・ベストから提供されました。ザ・ビートルズとしては最初期のもので、こちらも未公開のものです」
「ありがたいことに保管庫で未公開のアウトテイク集も見つけました。そこでのザ・ビートルズはリラックスしていて、愉快で、気兼ねない様子で、これはミドル・セクションの柱になりました。2023年に撮影された映像にユーモアを織り込んだんだのです」とピーター・ジャクソン監督は続けている。「その結果、かなり突飛なものとなり、悲しさと愉快さのバランスをこのビデオに与えてくれています」
ピーター・ジャクソン監督は次のように語っている。「終わってみれば、他の誰かの“Now And Then”のミュージック・ビデオの公開を待たずに済んで幸せです。作ったものは心から誇りに思っていますし、今後何年も大切にしていくことになるでしょう」
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