MGMTは通算5作目となるニュー・アルバム『ロス・オブ・ライフ』をリリースすることを発表して、ファースト・シングル“Mother Nature”がミュージック・ビデオと共に公開されている。
アンドリュー・ヴァンウィンガーデンとベン・ゴールドワッサーによるMGMTは2018年発表の『リトル・ダーク・エイジ』以来となるアルバムを2024年2月23日にリリースすることを発表している。
アルバムからはギター主体のノスタルジックな楽曲“Mother Nature”がジョーダン・フィッシュが手掛けたアニメーションによるミュージック・ビデオと共に公開されている。
共同声明でMGMTは“Mother Nature”について「ある物語の主人公が、もう一人の主人公へ共に宿命の冒険へ出ることを説得する、MGMT流の神話を描いている」と述べている。
また、“Mother Nature”は「一部オアシスっぽいサウンドもある」とも評されている。
“Mother Nature”のミュージック・ビデオはこちらから。
ミュージック・ビデオは一匹の犬と亀がコンビを組み、悪のペット・コレクターに立ち向かうというストーリーになっている。
デビュー・アルバム『オラキュラー・スペクタキュラー』から仕事をしてきたジョーダン・フィッシュは「このストーリーが人々をハッピーにし、家族、友達、そして動物たちとの繋がりを感じとってもらえたら嬉しい」と語っている。
新作『ロス・オブ・ライフ』にはクリスティーヌ・アンド・ザ・クイーンズとのコラボレーションとなる“Dancing In Babylo”が収録され、他にも“People In The Streets”、“Bubblegum Dog”、“I Wish I Was Joking”といった楽曲が収録される。
アルバムにはダニエル・ロパティン(ワンオートリックス・ポイント・ネヴァー)、ブライアン・バートン(デンジャー・マウス)、ジェームス・リチャードソンなどが参加しており、本作に寄せてMGMTは以下のように述べている。
「冗談はさておき(そんなことはないけど)、長い準備期間を経て、比較的苦も無く新しいアルバムを産み落とすことが出来てとても誇りに思っているし、このベイビーを世に送り出せることが嬉しいよ。音楽的には20%くらいはアダルト・コンテンポラリーだけどそれくらいで留めているから、ぜひ」
全10曲から成るニュー・アルバムは、MGMTのアンドリュー・ヴァンウィンガーデンとベン・ゴールドワッサーがパトリック・ウィンブリー(ビヨンセ、リル・ヨッティー)と共にプロデュースを手掛け、ミックス・エンジニアにはデイヴ・フリッドマン(ザ・フレイミング・リップス、スプーン)を迎えて制作されている。
新作のトラックリストは以下の通り。
01. Loss Of Life (part 2)/ロス・オブ・ライフ(パート・2)
02. Mother Nature/マザー・ネイチャー
03. Dancing In Babylon (featuring Christine and the Queens)/ダンシング・イン・バビロン(feat. クリスティーヌ・アンド・ザ・クイーンズ)
04. People In The Streets/ピープル・イン・ザ・ストリーツ
05. Bubblegum Dog/バブルガム・ドッグ
06. Nothing To Declare/ナッシング・トゥ・ディクレア
07. Nothing Changes/ナッシング・チェンジズ
08. Phradie’s Song/フレイディーズ・ソング
09. I Wish I Was Joking/アイ・ウィッシュ・アイ・ワズ・ジョーキング
10. Loss Of Life/ロス・オブ・ライフ
今年9月、MGMTはバンドのサブレディットにアルバムのテスト・プレス盤の写真を投稿してアルバムのリリースを予告していた。テスト・プレス盤の写真にはバナナが添えられており、『ロス・オブ・ライフ』のアナグラムである「エルフ・オブ・ソイルズ(大地のエルフ)」という文字が書き込まれていた。
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