BBCはザ・ビートルズの功績を辿る一連の番組を放送することを発表している。
これらの番組はザ・ビートルズの4人のメンバーが参加した「最後の新曲」が来週リリースされることを受けて放送される。
“Now And Then”のプロジェクトはポール・マッカートニーとリンゴ・スターがジョン・レノンの過去のデモ音源を下にAIを使って完成させたものとなっている。
詳細の発表に先立ってオレンジと白のカセットテープの動画や写真がソーシャル・メディアで投稿され、リヴァプールではバンドにちなんだ場所で映像の投影が行われたが、BBCはザ・ビートルズに関する様々な番組を放送することを発表している。
それらの番組には11月1日に放送される『ザ・ワン・ショウ』の拡大版も含まれている。現地時間19時から19時45分に放送されるこの番組はBBCラジオ6・ミュージックのローレン・ラヴァーンが、オリヴァー・マレーが監督した陰極にまつわる短編ドキュメンタリー『Now And Then:ザ・ラスト・ビートルズ・ソング』を紹介してコメントするものとなっている。
同様にBBCラジオ2とBBCサウンドでは『エラズ:ザ・ビートルズ』というポッドキャストが放送される。マーティン・フリーマンが司会を務めるこの番組は、ザ・ビートルズが今日の音楽をどのように形作ったかを掘り下げ、「広範なアーカイヴとバンド自身の言葉によって、かつてない形で」歴史を明らかにするものになるという。
このために最近発掘されたポール・マッカートニー、リンゴ・スター、ジョージ・ハリスンのインタヴューが約60年ぶりに放送される。
エピソード1ではメンバーを紹介してキャリアの初期を追い、エピソード2では彼らがどのように大西洋を越えてアメリカに飛び込んだかを見る。エピソード3&4では彼らの人生が名声のプレッシャーにどのように影響され始めたかを、エピソード5ではメンバーがザ・ビートルズ後の人生をどのように歩み、それぞれのソロ・キャリアを形成したかが描かれる。エピソード6&7では新曲についてのポール・マッカートニーとリンゴ・スターの新たなインタヴューが放送される。
11月4日には新旧のザ・ビートルズに関する番組が放送されるとのことで、これまでの出演とパフォーマンスを新たにまとめた『ザ・ビートルズ&BBC』も放送される。BBCサウンズでもザ・ビートルズにまつわる番組を『ザ・ビートルズ・アット・ザ・BBC』として聴くことができる。
昨日、ザ・ビートルズは最後の楽曲“Now And Then”がリリースされることを発表して、赤盤と青盤のエクスパンデッド・エディションがリリースされることも決定している。
赤盤と青盤には合わせて“Love Me Do”から“Now And Then”まで75曲が収録され、赤盤に12曲、青盤に9曲、計21曲が追加される。音源には近年のステレオ/ドルビー・ミックスとジャイルズ・マーティンとサム・オケルがウィングナット・フィルムスのAI技術を使った新たなミックスが採用されている。また、どちらのコレクションにもジョン・ハリスがエッセイを寄せる形となる。
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