Photo: GETTY

ザ・ビートルズは「最後の曲」とされる“Now And Then”のトレイラー映像が本日22時に公開されることが決定している。

今年6月、ポール・マッカートニーはAIの力を借りて、今年のリリースが予定されているザ・ビートルズの「最後の曲」を完成させることができたと語っている。

ポール・マッカートニーはBBCラジオ4の『トゥデイ・プログラム』の新しいインタヴューで人工知能のおかげで昔のデモ音源からジョン・レノンのヴォーカルを「取り出す」ことができたと述べている。

ポール・マッカートニーが完成させようとしている曲がどの曲であるのかは明確に言及されなかったものの、該当の楽曲はジョン・レノンが1978年に取り組んでいた“Now And Then”ではないかと見られていた。

「ピーター・ジャクソンは質の悪いカセットテープからジョンの声を取り出すことができたんだ」とポール・マッカートニーは『ザ・ビートルズ:ゲット・バック』の技術が“Now And Then”の制作に役立った点についてBBCラジオ4に語っている。「ジョンの声とピアノがあったんだけど、人工知能のおかげで別々にすることができた。『声とギターがある。ギターを取り除いて』って命じるんだ」

「ザ・ビートルズの最後のレコードとなるものを作るにあたってジョンのデモがあったんだけど、人工知能を使ってジョンの声を純粋な形で取り出すことができたんだ。それを使うことで、普通に作業できることになったんだ。おかげで作れるようになったんだよ」

リンゴ・スターもザ・ビートルズの「最後の曲」について自身の見解を語り、「これが美しい曲なんだ」と語っている。

『ヴァラエティ』誌のインタヴューを受けたリンゴ・スターはAIの使い方について説明している。「AIが作っているわけじゃないんだ。何かに見せかけているわけでもない。本物のジョンの声があって、ポールの声とベースがあって、ジョージのリズム・ギターがあって、僕のドラムがある」

「新しく録ったのはポールのベースと僕のドラムだね。数ヶ月前にやったんだ。それがうまくいってね。美しい曲だよ。狂った部分も出てくるんだけど、それでもなお美しい曲なんだ。そして、僕らの最後の曲だよ」

楽曲のリリースに先立ってザ・ビートルズはでリールが回っているオレンジと白のカセットテープの動画や写真をソーシャル・メディアに投稿していた。

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