Photo: Mark Seliger

ザ・ローリング・ストーンズのフロントマンであるミック・ジャガーはキース・リチャーズとフラットをシェアしていた頃、彼がノンストップでザ・ビートルズの曲をかけ続けるのにうんざりしていたと語っている。

ミック・ジャガーはザ・ローリング・ストーンズの多くの曲がザ・ビートルズの影響を受けていることを認め、キース・リチャーズは彼らに夢中だったと語っている。

「元々、キースはポップな人間なんだ。本当はね」とミック・ジャガーは『モジョ』誌に語っている。「そもそもは彼がポップ・チューンを書いて、それに僕が歌詞をつけるという形だった。というのも、彼はずっとザ・ビートルズを聴いていたからね」

「フラットをシェアしていた頃はザ・ビートルズの聴き過ぎでおかしくなりそうだったよ」とミック・ジャガーは続けている。「キースはある意味そこから旅立つことになったんだけどね。でも、“Ruby Tuesday”も、“Let’s Spend The Night Together”も、全部キースの曲だよ」

「でも、みんなは『キースはブルースが好きな人ですよね』と言うんだろうね」

「今は僕のほうがポップ・ミュージックが好きで、いつも聴いている。キースは聴かないね」

「ブルースもまだ好きだけど、僕はダンス・ミュージックも好きだからね。キースは好きじゃない」

先日、ミック・ジャガーは新作『ハックニー・ダイアモンズ』でポール・マッカートニーと共演したことについて語っている。

カナダのラジオ局「CBC」の番組に出演したミック・ジャガーはポール・マッカートニーとのコラボレーションがどうやって実現したのかについて尋ねられている。

「レコーディングをやっている時にポールがロサンゼルスにいてね。彼は1週間アンドリュー・ワットと仕事をすることになっていたんだ」とミック・ジャガーは語っている。「アンドリュー・ワットは『このアルバム(『ハックニー・ダイアモンズ』)をやっているから、6ヶ月かかるなら他のことはやりません』と言っていたんだけどね」

「でも、突然、その週になった時にアンドリュー・ワットが『言うのを忘れていました。この週はポールと仕事をすることになっているんです』と言ってきてね。それでスケジュールを調整したんだけど、彼が『ポールに来てもらって、何か弾いてもらうというのはあり得ませんかね?』と言ったんだ」

ミック・ジャガーは次のように続けている。「『何だって?』と言ったよ。ポールにベースを弾いてもらったことはなかった。彼と歌ったことはあるけど、ベースを弾いてもらったことはなかった」

「彼にパンク・チューンで弾いてもらえないかと提案したんだ。うまくいくのかは分からなかった。でも、彼はロックだし、そういうのを弾くのが大好きだからね。彼も『バンドと演奏できるなんて素晴らしいね。バンドと演奏できるなんて楽しみだよ』と言ってくれたよ」

ザ・ローリング・ストーンズは10月20日に18年ぶりとなるオリジナル・アルバム『ハックニー・ダイアモンズ』をリリースしている。

先日、ミック・ジャガーはバンドが既に次回作に取り組んでいることを明かしている。

ドキュメンタリー『ボン・ジョヴィ:Thank You, Goodnight』をディズニープラスで見る 広告

Copyright © 2024 NME Networks Media Limited. NME is a registered trademark of NME Networks Media Limited being used under licence.

関連タグ