ブルース・スプリングスティーン&Eストリート・バンドは、悪天候によってニューヨーク公演がキャンセルになったのを受けて、振替公演の日程を発表している。
ブルース・スプリングスティーンは1月24日にマディソン・スクウェア・ガーデンでの公演を予定していたが、記録的大雪のために公演を中止している。振替公演は3月28日に行われるという。
今回のアメリカ東部を襲った大規模な寒波によって、少なくとも29人が亡くなったと「ハフィントン・ポスト」は報じている。
ブルース・スプリングスティーンは今回の公演中止を受けて、2日間限定で1月19日のシカゴ公演の音源を無料公開することを発表していた。現在は無料ダウンロードは締め切られている。この日の公演では、前日の1月18日にイーグルスのグレン・フライが亡くなったのを受けて“Take IT Easy”のカヴァーを披露している。
アンコールで披露された“Take IT Easy”は、ブルース・スプリングスティーンが一人で弾き語りで演奏したもので、曲の途中でヴァイオリニストのスージー・タイレルも加わっている。スプリングスティーンは、カヴァーの最後でグレン・フライの名を呼んで、観客からの喝采のなか締めくくっている。
グレン・フライは、ドン・ヘンリー、バーニー・リードン、ランディ・マイズナーらと共に1971年にロサンゼルスにおいてイーグルスを結成し、1970年代に最も成功したバンドとして名を馳せるまでになったが、その後1980年から1994年まで約15年間にわたり事実上の休止状態の期間を迎えている。活動を再開してからは断続的にツアーを行ってきた。
グレン・フライは、ドン・ヘンリーと並び、結成当時から現在までバンドに在籍していたメンバーわずか2人のうちの1人であり、“Hotel California”や“Take It Easy”、“Tequila Sunrise”、“Take It To The Limit”などのヒット曲を生み出している。
Copyright © 2024 NME Networks Media Limited. NME is a registered trademark of NME Networks Media Limited being used under licence.