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マドンナは「セレブレイション・ツアー」では40曲以上が披露され、ステージ上にはバンドが登場しないことを明かしている。

マドンナは「セレブレイション・ツアー」のヨーロッパの日程をロンドンのO2アリーナで行われる10月14日の公演からスタートさせる予定となっている。同会場での公演は6日間にわたって行われる。

初日に先立ってツアーの音楽監督であるスチュアート・プライスはBBCニュースにどんなものになるかを語っている。彼はツアーについて「長大なキャリア全体のドキュメンタリー」であり、バックカタログから40曲以上が披露されるとしている。

「ベスト盤というのは曲である必要はなくて、ワードローブでもいいし、ビデオでもいいし、ステートメントでもいい」と『コンフェッションズ・オン・ア・ダンス・フロア』をプロデュースしたスチュアート・プライスは説明している。

「セレブレイション・ツアー」はマドンナのオリジナルのマルチトラック音源を使ったものとなり、キャリアでも初めてステージにバンドが登場することはないものになるという。

「ライヴには様々なパートを演奏するライヴ・ミュージシャンがいるものだけど、でも痛感したのはオリジナルのレコーディング音源が僕らのスターになれるということだったんだ。この音源というのは複製も再現もできないものだから、それをそのまま使うことにしたんだよ」

スチュアート・プライスは次のように続けている。「マドンナについては、すべてのものが常に再文脈化することであり、オリジナルの強いメッセージを今の時代にどう響かせるかを見つけることをやっているんだよ」

「たくさんのパワフルな瞬間があるんだけど、社会が経験してきたことと音楽が交差した時に生まれるんだよ。特にエイズ危機のようなエモーショナルなものと結びつくことで生まれる。そうした瞬間はものすごくパワフルなんだよ」

スチュアート・プライスは夏に深刻な細菌感染症で集中治療室に入院していたマドンナが完全に復帰したことも明らかにしている。健康面での恐れから「セレブレイション・ツアー」の北米ツアーは延期することとなっていた。

「ステージに立つ人というのは見た目にも素晴らしく、サウンド面でも素晴らしく、パフォーマンスでも素晴らしくなきゃいけない」とスチュアート・プライスは説明している。「人々の懸命な努力が込められることで非常に高いものを期待されるんだ」

インタヴューでスチュアート・プライスはセットリストをまとめるのは「大きなチャレンジだった」とも語っている。スチュアート・プライスは2001年の「ドラウンド」ワールド・ツアー、2004年の「リインヴェンション」ワールド・ツアー、2006年の「コンフェッションズ」ツアーでも音楽監督を務めている。

また、マドンナはハマスとイスラエル軍の武力衝突を受けてインスタグラムで声明を発表している。

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