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ザ・ローリング・ストーンズのギタリストであるキース・リチャーズは新作『ハックニー・ダイアモンズ』がミック・ジャガーの怒りによって牽引されたところがあると語っている。

通算24作目となる新作『ハックニー・ダイアモンズ』は2005年の『ア・ビガー・バン』以来、18年ぶりとなるオリジナル・アルバムで、10月20日にリリースされる。

アルバムからは現時点でリード・シングルの“Angry”とレディー・ガガとスティーヴィー・ワンダーが参加した“Sweet Sounds Of Heaven”の2曲が公開されている。

BBCラジオ4のインタヴューでキース・リチャーズは新作の背景にあるテーマについて語り、今回のアルバムにある怒りの雰囲気について訊かれると、ミック・ジャガーの作曲時の気分のせいだろうと語っている。

「ミック・ジャガーが歌詞を書いたんだけどさ」とキース・リチャーズは説明している。「彼の中には怒りの感情があった。そして、おそらく『これを使ってみよう』と思ったんだね」

キース・リチャーズは次のように続けている。「ミックは自分に興味がない曲だと悪いものにしてしまうことができるんだ(笑)。それが18年間もかかった理由の一つかもしれない。ミックが熱中する波というのは行ったり来たりするからね」

キース・リチャーズはミック・ジャガーがザ・ローリング・ストーンズに新曲をレコーディングするように推し進めたことも明かしている。

「ミックが推し進めたんだ」と彼は語っている。「直近のツアーの最後で初めて自分のこれぞというポイントに彼がハマったんだよね。あいつは『ツアーが終わったら、できるだけ早くこのバンドをレコーディングしたい。潤滑油がさされているからな』と言ったんだ」

キース・リチャーズはBBCラジオ4に対して昨年60周年を迎えたバンドでアルバムを引っ提げて来年はツアーに出る予定だとも語っている。「もし全員立っていたらな」

新作『ハックニー・ダイアモンズ』にはポール・マッカートニー、エルトン・ジョンらも参加しており、チャーリー・ワッツはアルバムに連続で収録される“Mess It Up”と“Live By The Sword”に参加していることが明らかになっている。“Live By The Sword”についてはオリジナル・ベーシストであるビル・ワイマンも参加している。

先日、ミック・ジャガーは新作『ハックニー・ダイアモンズ』でポール・マッカートニーと共演した経緯について語っている。

「レコーディングをやっている時にポールがロサンゼルスにいてね。彼は1週間アンドリュー・ワットと仕事をすることになっていたんだ」とミック・ジャガーは語っている。「アンドリュー・ワットは『このアルバム(『ハックニー・ダイアモンズ』)をやっているから、6ヶ月かかるなら他のことはやりません』と言っていたんだけどね」

「彼にパンク・チューンで弾いてもらえないかと提案したんだ。うまくいくのかは分からなかった。でも、彼はロックだし、そういうのを弾くのが大好きだからね。彼も『バンドと演奏できるなんて素晴らしいね。バンドと演奏できるなんて楽しみだよ』と言ってくれたよ」

また、ミック・ジャガーはバンドが既に次回作に取り組んでいることを明かしている。

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