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イージー・ライフは現地時間10月10日にソーシャル・メディアでダビデがゴリアテに挑むようなイージーグループとの法的闘争を経てバンド名を放棄せざるを得なくなったと述べている。

先日、イージー・ライフは名前が類似していることから航空会社のイージージェットから訴訟の可能性を示唆されたことを明かしていた。イージー・ライフは名前を変えるか、高額な法廷闘争に直面するかと迫られたと述べている。

ステリオス・ハジ=イオアノウが所有するケイマン諸島登録のイージーグループは航空会社のイージージェットを始め、ホテル業、スーパーマケット、金融サービスといった様々な分野で「イージー」ブランドを貸し出しており、ライセンス料が支払われている。

今回、イージー・ライフは「文字通りあらゆる可能性を探った」にもかかわらず、「可能な適切な選択肢がないことが判明」し、「活動を続けていくためにも名前を変える」ことにしたと述べている。

「残念なことに正義は持てるものにしか行使されないようだ。自分たちには高等裁判所で公平な裁判の受けるための資金がない。裁判は2025年まで続く可能性が高く、その間は音楽をリリースすることができなくなるのは言うまでもない。自分たちのキャリアも自分たちの人生も止まってしまうことになる」

「私たちは名前のない会社ではなく、書類には個人名も記されている。そのため、もし裁判に負けたら、費用は個人から回収されることになる。それはすべてを奪われることになる。物的に所有しているものも生活も家もなくなってしまうことになる」

イージー・ライフはこの状況が「混乱」をもたらすことになったが、ファンから「注がれる愛と応援に慰めを見出していた」と述べている。

10月13日がバンドがイージー・ライフの名前を使える最後の日となり、それに伴って「フェアウェル・パーティー」と銘打って10月12日にレスター・アカデミーで、10月13日にロンドンのココでライヴを行うことが決定している。

「この件で闘うこともできないけれども、今は今後どうなるかについてイージーグループと法的調停を行う必要がある。この件について寛大に見てもらえればと思っているし、みんなが何年も待ってくれていた曲をやっと出す機会に繋がればと思う。まだ想像しているほどじゃないけど、これはみんなの曲で、みんなに聴いてもらいたいんだ」

「深い悲しみと共にイージー・ライフとして今週最後のライヴをやることを改めてお伝えしておくよ。自分たちの件で法改正や誰しもに行使される正義の議論が盛り上がるんじゃないかと思う。しかし、そうした議論が聞く耳を持たれなくなるんじゃないかと恐れてもいる。次に何が起こるかは分からないけど、どんな嵐もやがて雨は尽きるんだ」

イージーグループはイージー・ライフの声明について反応を示していないが、この問題が浮上した当時、スポークスパーソンは『NME』に対して次のように述べている。「ステリオス・ハジ=イオアノウとイージーグループはイージーというブランド名を立ち上げて、その権利を所有しています」

「他の会社はビジネス戦略の一環として毎年使用料を支払っています。無許可の第三者が無料で、無償で、何もせずに使用することは許可できません。それでは不公平になってしまいます」

イージーグループは以下のような声明を発表している。「マレー・マトレーヴァーズとそのバンドメンバーが許可なくイージーライフのブランドを使用することにしましたが、私たちには盗人が私たちのブランドを使うのを法的に阻止してきた実績があります。マレー・マトレーヴァーズのことも止められる自信を持っています」

これを受けてイージー・ライフはオンライン小売業者のイージーライフがイージーグループに毎年の使用料を払ってライセンス供与を受ける前から、長きにわたってイージー・ライフの名前を使っていたと反論していた。

先日、国会議員のハリエット・ハーマンはイージー・ライフに対する法的な脅迫を止めるようイージーグループに嘆願書を提出していた。

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