オアシスはBBCによる最もストリーミングされている90年代のアルバムという新たなチャートでトップに立っている。
「最もストリーミングされている90年代のアルバム」のランキングは10月14日のナショナル・アルバム・デイに先立って発表されている。このランキングは最もストリーミングされている90年代のアルバムのトップ40をオフィシャル・チャート・カンパニーがまとめたものとなっている。BBCラジオ2では特集番組が10月14日13時から15時にわたって放送される。
オアシスは『モーニング・グローリー』が1位、『ディフィニトリー・メイビー』が2位ということでトップ2を制覇している。サード・アルバム『ビィ・ヒア・ナウ』は18位で、一方、ライバルであるブラーはトップ20にランクインしていない。
ランキングにはドクター・ドレー、ニルヴァーナ、レディオヘッド、スパイス・ガールズ、メタリカらがランクインしている。
1位を獲得したことについてノエル・ギャラガーは次のように語っている。「感激しているけど、『モーニング・グローリー』が最もストリーミングされている90年代のアルバムに投票されたのに驚きはないね。この国の人々の音楽の趣味についてはいまだに信頼しているんだ。“Wonderwall”や“Don’t Look Back In Anger”がアルバムに入ってたら、きっと大丈夫だろうってね」
「一部の人々にとっては90年代の若い頃やあの輝かしい素晴らしい10年を思い出すことになるだろうね。そして今は若い人が聴いてくれているんだ。これらの曲は人生の普遍的な真実を扱っていて、だからずっと時代を超えていくんだよ。愛と喪失、傷心、友情、天気というね」
「日々の日常生活で経験する普遍的なことなんだ。気付いてなかったけどね。だから、みんなには感謝しているよ」
リアム・ギャラガーは次のように続けている。「やあ、リアム・ギャラガーだよ。『ディフィニトリー・メイビー』が最もストリーミングされている90年代のアルバムの2位に選ばれたことを受けて出ているんだ。このアルバムは大好きだし、このアルバムがなかったら、自分がどこにいることになったのか、自分たちがどうなったのか、分からなかっただろうね。来年、いくつかライヴをやってこのアルバムを祝福するつもりだよ。だから、詳細は注目しておいてくれ」
BBCラジオ2の音楽部門のトップであるジェフ・スミスは次のように語っている。「ナショナル・アルバム・デイに際して、BBCラジオ2で放送される『最もストリーミングされている90年代のアルバム』は素晴らしい振り返りとなり、この10年間の音楽がいかに素晴らしいものであったかを思い起こさせてくれます」
オフィシャル・チャート・カンパニーのマーティン・タルボットは次のように続けている。「素晴らしいナショナル・アルバム・デイのチャートでBBCラジオ2とコラボレーションできて嬉しいです。この魅力的なランキングはブリットポップ、ヒップホップ、カントリー、ソウル、メタル、グランジに加えポップもたくさんあり、多様な10年間を最高の形で思い出させてくれるでしょう。なんという10年間なんでしょうか」
最もストリーミングされている90年代のアルバムのトップ20は以下の通り。
‘(What’s the story) Morning Glory?’ by Oasis (1995)
‘Definitely Maybe by Oasis’ (1994)
‘2001’ by Dr. Dre (1999)
‘Nevermind’ by Nirvana (1991)
‘In Utero’ by Nirvana (1993)
‘Bat Out of Hell II: Back Into Hell’ by Meat Loaf (1993)
‘The Lion King Original Soundtrack’ (1994)
‘Californication’ by Red Hot Chili Peppers (1999)
‘Metallica’ by Metallica (1991)
‘Ready to Die’ by The Notorious B.I.G (1994)
‘All Eyez on Me’ by 2Pac (1996)
‘Come On Over’ by Shania Twain (1997)
‘Rage Against the Machine’ by Rage Against the Machine (1992)
‘OK Computer’ by Radiohead (1997)
‘Urban Hymns’ by The Verve (1997)
‘Jagged Little Pill’ by Alanis Morissette (1995)
‘The Slim Shady LP’ by Eminem (1999)
‘Be Here Now’ by Oasis (1997)
‘The Bends’ by Radiohead (1995)
‘The Miseducation of Lauryn Hill’ by Lauryn Hill (1998)
先日、ノエル・ギャラガーは新たなインタヴューでオアシスが1994年に発表した『ディフィニトリー・メイビー』を「最後の偉大なパンク・アルバム」と評している。
ノエル・ギャラガーは『モジョ』誌のインタヴューで『ディフィニトリー・メイビー』をセックス・ピストルズの唯一のアルバム『勝手にしやがれ!』を引き合いに出して語っている。
「『ディフィニトリー・メイビー』はいろんな側面から言って最後の偉大なパンク・アルバムだよな」とノエル・ギャラガーは語っている。「俺たちはザ・ビートルズのメロディーのあるパンク・バンドだったんだ。俺たちは演出も特殊効果もなく、アティテュードと12缶のレッド・ストライプ、野望だけがあった」
ノエル・ギャラガーは『勝手にしやがれ!』を引き合いに次のように続けている。「あのアルバムと『勝手にしやがれ!』を聴くと似ているんだ。『勝手にしやがれ!』は1977年に10代であることの怒りだった。そして1994年に話を進めると、『ディフィニトリー・メイビー』は10代であることの栄華だった」
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