まもなく発売される米『ローリング・ストーン』誌のデヴィッド・ボウイ追悼号へのインタヴューに答えたミック・ジャガーは、デヴィッド・ボウイと共に過ごした時間や、会うたびに意見交換をしていたことなどを明かしている。
インタヴューの中でミック・ジャガーは、次のように語っている。「僕らの間では、常に情報交換をしていたんだ。それから常に競争意識みたいなものもあったんだろうと思う。でも、決してバツの悪い種のものではないよ。彼が僕のところに来た時は、仕事について……新しいギタリストのこととか、最近の作詞やスタイル、カメラマンのことなんかを話してたね。僕たちには、ステージの上で大きなことをやりたいという共通の思いがあったんだ。おもしろいデザインやMC、パーソナリティを採用することとかね」
さらにミック・ジャガーは、80年代の2人の友情について次のように述べている。「ニューヨークで過ごした80年代には、本当に親しくしていた。多くの時間を一緒に過ごして、ダンスクラブに通ってたよ。当時、僕らはニューヨークのダウンタウンの風景からとても影響を受けたんだ。だから、今でも彼の“Let’s Dance”はお気に入りなんだ。当時を思い出すし、素晴らしいグルーヴを感じられる曲だからね。彼はカメレオンみたいな能力を持っていて、音楽的にも、歌詞的にも、独特の捉え方で、どんなジャンルの曲でも自分のものにすることができたんだ」
2013年には、デヴィッド・ボウイの元妻であるアンジーが『ザ・サン』紙に対し、二人が裸でベッドに寝ているところを見たとも発言している。
「ベッドルームに入っていったら、デヴィッドが枕や布団に埋もれていて、ベッドの反対側からはミックの脚が突き出していたのよ。『2人も素敵な夜を過ごせた?』って聞いたわ。彼らは大変な二日酔いで、ほとんどしゃべれる状態じゃなかった。同情しちゃったわ」
しかし、アンジーはデヴィッド・ボウイとミック・ジャガーの関係が“真剣なもの”ではなかったと語っている。「(ミックとの)大恋愛とかではなかったと思うわ。多分、ただの酔っ払いの悪ふざけね」
亡くなる2日前にリリースしたデヴィッド・ボウイ最後のアルバム『★(ブラックスター)』は、1月10日に彼が亡くなって以来、全英1位を記録している。
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