リナ・サワヤマは17歳の時に学校の教師にグルーミングされていたと語っている。
リナ・サワヤマはニューヨークのピア17で公演を行う数時間前に応じたBBCによるインタヴューでこの事実を初めて明かしている。
「グルーミングされていた」と33歳のリナ・サワヤマは語っている。「学校の教師だった」
「私としては17歳というのは子どもだった。学校に通っていて、学校の教師が口説いてきたとしたら、それは権力の乱用よね」とリナ・サワヤマは語っている。「でも、彼の年齢になるまで私には分からなかった」
リナ・サワヤマはそうした関係のために仲間からは「ふしだらな女」だと思われていて、自己嫌悪に陥る長きにわたる影響を与えることになったと語っている。
「私は完全に自己の感覚を失っていた。自分の身体を乖離させていた。それはただ怖かった」とリナ・サワヤマは語っている。
リナ・サワヤマはセックス/恋愛のセラピーのおかげで当時の状況を振り返り、より大人の視点で物事を理解できるようになったと続けている。
「17歳の自分にもう一度会って、強く抱きしめながら、あなたの落ち度じゃないと言ってあげたい」
リナ・サワヤマは最新作の『ホールド・ザ・ガール』というタイトルに込めた思いはこのことであり、収録曲“Your Age”は教師と同じ年齢になって、あの交際は間違いだったと理解したことについて歌っていると説明している。
リナ・サワヤマはアルバムのタイトル曲に対するライヴでの反応を見ると、他の人たちも自分と同じような経験をしたのだろうかと思うと続けている。
「観客を見回すと、共感している女性やフェムがいて、もしかしたら分かってくれているのかもしれないと思ったりする」とリナ・サワヤマは語っている。「同じような経験をしたのかもしれないってね」
昨年、『NME』のインタヴューでリナ・サワヤマは「セカンド・アルバムを書きたくなかった」として、書いてみても「準備ができていなかった」と述べている。
リナ・サワヤマは若い頃の一連の出来事について言及しつつ、このアルバムが書かれた当時、集中的なセラピーを受けていたと説明している。「今回取り上げた特定の出来事は今でもとても辛いものだと最初から分かっていた。インタヴューでもそのことは避けてきたけど、間違いなくきっかけにはなっていた。アルバムという形では何があったかを言わないことにして、よかったと思う。だって話すにはあまりに難しいことだと思うから」
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