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ニルヴァーナの『イン・ユーテロ』に参加したチェリストはコートニー・ラヴに本で侮辱されたと語っている。

ケラ・シェリーは1993年発表の『イン・ユーテロ』に収録されている“All Apologies”や“Dumb”、Bサイド曲の“Marigold”でチェロを演奏しているが、これまであまり参加について言及することはなかった。

しかし、『イン・ユーテロ』の30周年を記念して、ケラ・シェリーは米『ローリング・ストーン』誌のポッドキャストに出演して、スタジオの様子やコートニー・ラヴとの諍いについて語っている。

アルバムに参加した後はニルヴァーナのいずれのメンバーとも話をしていないことを明かした上でケラ・シェリーは次のように述べている。「唯一耳にしたのは、恥ずかしいことだけれど、『病んだ魂』という本でコートニー・ラヴに侮辱されたことだった」

マイケル・アゼラッドが書いた『病んだ魂』で、当時ケラ・シェリーの交際相手だったスティーヴ・アルビニはコートニー・ラヴについて「錯乱した嫌な女」と評していたとのことで、それについてコートニー・ラヴは次のように述べていた。「スティーヴ・アルビニに完璧な恋人だと思ってもらう唯一の方法は、東海岸の出身で、チェロを弾き、小さな輪っかのイヤリングを着けて、黒のタートルネックを着て、それに合う荷物を持ち、一言も喋らないことだった」

ケラ・シェリーはこの件について次のように語っている。「彼女は私の名前を出すことはなかった。けれど、彼女が挙げた特徴について、友人たちが送ってきたのは、私のことを言っているということだった。私が思ったのは、いわゆるフェミニストとして意地が悪いということだった」

「だから、私はジョークの手紙を送って、このことを示唆したら、ある日真夜中に電話がかかってきて、正直寝ぼけていたんだけど、『あなたのことを言っていると思ったのならゴメンなさい』と謝罪されたわ」

ニルヴァーナは1993年9月21日にリリースされた『イン・ユーテロ』の30周年記念盤が来月リリースされることが決定している。アルバムには『MTVアンプラグド』で有名な“All Apologies”、“Heart Shaped Box”といった楽曲が収録されている。

30周年記念盤は10月27日に限定の8枚組LPボックス、5枚組CDボックス、1LP+10インチ・エディション、2枚組CDデラックス・エディション、デジタル・デラックス・エディションなど、複数のフォーマットでリリースされる。

スーパー・デラックス・エディションに収録されている72トラックのうち53トラックが未発表となっている。

先日、クリス・ノヴォゼリックは『NME』のインタヴューで『イン・ユーテロ』の30周年記念盤に際してAIで昔の音源を修復して、残ったメンバーで新曲をリリースする可能性などについて語っている。

「いいアイディアだね。今日、君と話せてよかったよ。興味深いね」とクリス・ノヴォゼリックは答えている。「それをデイヴ・グロールとパット・スメアにも訊いてみることにするよ。ザ・ビートルズの新曲を聴くのが待ちきれないね。だって、ザ・ビートルズだからね。ザ・ビートルズの新曲なんて聴いてみたいよ。AIの力を借りれば、今じゃそんなことになるんだからね」

完成させられそうな未発表のデモやスケッチの音源は存在しているのか?と訊かれて、クリス・ノヴォゼリックは次のように続けている。「それは分からない。話を始めないとね。でも、いいアイディアだよ。あるかもしれない。『これがAIによるニルヴァーナなのか?』なんてことになるかもしれない。既にYouTubeにはそうしたものがあるよね。著作権とか虚偽の問題とかは議論が進んでいる。『2001年宇宙の旅』みたいだよね。『やってはいけない!』ってね」

ニルヴァーナの存命中のメンバーで再結成することはあるかと尋ねると、クリス・ノヴォゼリックは次のように答えている。「常にやりたいよ。カートが亡くなった後は『もう二度とあれらの曲は演奏しない』という時期もあった。自分の抱えた悲しみの一部だったんだ。やり過ぎはよくないけど、感謝の気持ちを忘れないように特別なものにしたいよね」

「機会があって、間違ってないと思えば、やることにするよ。それまではカートのことを忘れずに、自分のことをやるだけだね」

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