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インターポールのポール・バンクスが、彼らが駆け出しの頃、デヴィッド・ボウイがライヴに現れたことを回想しながら、どんなにこの亡くなったシンガーがインター・ポールに大きな影響を与えたかを語っている。

「バルチャー」へのインタヴューの際、ポール・バンクスは、デヴィッド・ボウイがライヴの始まる数分前に衣装部屋のドアをノックしたことを思い返している。通常であれば、開始数分前の来客は一番迷惑であるが、バンドのマネージャーも通常の来客ルールに反し、この時ばかりは来客を許したという。ポール・バンクスは、デヴィッド・ボウイのインターポールへの賛辞が今の自信につながったと語っている。

「当時、僕らは人々にどんな調子だと尋ねられた時、『10年待ってその時に答えさせてくれ。そうすれば大体の全体像はわかる。なぜなら、今はただただメチャクチャで考えられないから』ってね。当時、僕はクリアな考えを持てていなかった。だから、デヴィッド・ボウイが僕らを褒めてくれたということがどれほどすごいかも理解できていなかったんだ」とポール・バンクスは語っている。

「長い目で見たとき、ボウイは素晴らしかった。ボウイは若い選手を支援してくれていたんだ。彼が僕らのライブに来てくれた後も多くそんなシーンを見かけたよ。イケてるよね。エルトン・ジョンが最新の音楽を理解してくれているのも同じことだ。ボウイは、本当にアーティストだよ。そして、彼はこうした若いバンドを応援してくれて、いろいろな人に話してくれてる寛大さを持っていた。それは僕らにとって本当に価値のあるものなんだ」

「本当に意味があることなんだ。たぶん、もしボウイがあるバンドに興味があれば、彼は多分、後ろのほうでライヴを楽しんでいるかもしれない」とポール・バンクスは続けている。

「僕は、ボウイが自分のファンであるということを他の人に知らせるということは、とても寛大なジェスチャーだと思うんだ。それより良いことなんてないよね、本当に。彼は明らかに寛大な心を持っていて、僕らに何かを与えてくれた。彼が僕らと一緒にセルフィーを撮ったという記憶も、もしかしたらもうないかもしれないけれど」

デヴィッド・ボウイ死亡のニュース以来、彼の音楽の売上はアメリカで50倍となっている。彼の最後のアルバムとなった『★(ブラックスター)』はイギリスのアルバムチャートで1位に2週連続で獲得している。『★(ブラックスター)』は、1月8日、彼の死の2日前に発表されている。

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