クイーンのギタリストであるブライアン・メイは過去最大の小惑星サンプルを地球に持ち帰るというNASAのミッションで重要な役割を果たしている。
天体物理学者で、2007年にインペリアル・カレッジで博士号を取得したブライアン・メイはサンプルを採取した場所を特定するのに協力している。
ブライアン・メイはは2枚の二次元画像を両眼で見ることで三次元として浮かび上がるステレオスコープの専門家で、このプロセスが宇宙船が宇宙船自体に損傷・破壊を与えることなくサンプルを採取できた場所を特定するのに役立ったという。
現地時間9月24日、NASAによるオサイリス・レックス・ミッションの一環で小惑星ベンヌで採取された岩と砂250グラムの入ったカプセルがユタ州の砂漠にパラシュートで落下したことが発表されている。
ブライアン・メイと彼の仲間であるクラウディア・マンゾーニはベンヌのサンプル採取地の最終候補を決めるのに協力している。「私は常に科学と共にアートも必要だと言ってきました」とブライアン・メイは語っている。
「これはアーティスティックな作業です。宇宙船が倒れたのか、それともナイチンゲールと呼ばれる最終的に選ばれた丘の端にある『運命の岩』にぶつかるのか、それを知るためには地形を感じなければなりません。もしそんなことになっていたら、悲惨なことになっていたでしょう。何十億ドルものアメリカ国民の税金がかかっていたんですから」
ブライアン・メイは歴史的なミッションに参加できたことの誇らしさについて語っている。
「オサイリス・レックスのチームの一員になれてものすごく誇りに思っているよ」とブライアン・メイはNASA TVに語っている。「今日はみなさんと一緒ではなくて、そうだったらと思うのだけど、クイーンのツアーのリハーサル中なんだ。でも、貴重なサンプルが回収されるということで、気持ちはみなさんと共にあります。サンプル回収の日、おめでとう。このミッションに懸命に取り組んだ全員におめでとうと言いたい」
科学者たちはこのサンプルが地球上の生命がどのように始まったかを説明する助けになることを期待している。
一方、ブライアン・メイは先日、音楽業界におけるAIの席巻について「懸念している」と語っている。
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