Photo: GETTY

エミネムは50セントが行った「ザ・ファイナル・ラップ」ツアーのデトロイト公演にサプライズで出演を果たしている。

デトロイトのパイン・ノブ・ミュージック・シアターで行われた公演で本名をカーティス・ジャクソンという50セントはエミネムをステージに迎えて、2人で“Patiently Waiting”と“Crack A Bottle”を披露している。

エミネムはステージを降りる前に50セントについて次のように語っている。「デトロイト、これまで知り合った中でも最高の友人の一人に声を上げてくれ。50セントだ」とエミネムは語り、次のように続けている。「ヒップホップの50歳の誕生日にも声を上げてくれ。デトロイト、愛しているよ」

50セントはエミネムとの共演した動画をインスタグラムに投稿しており、キャプションで次のように述べている。「エミネムと何かやると、みんな彼が俺の友だちだと知ってクレイジーになるんだ。死ぬまで彼のことが好きだよ」

エミネムと50セントの友人関係は2000年代前半に50セントがシェイディ・レコーズ、インタースコープ、ドクター・ドレーのアフターマス・エンタテインメントと契約した時に遡る。契約する前に50セントはコロンビア・レコーズから契約を切られており、業界のブラックリストに載せられていた。そうした背景が2003年発表の『ゲット・リッチ・オア・ダイ・トライン』では描かれている。

先月、エミネムはアメリカ共和党の有力大統領候補であるヴィヴェク・ラマスワミが選挙運動でエミネムの楽曲を使うことを禁じる停止命令を出している。

製薬会社の創業者で大富豪であるヴィヴェク・ラマスワミは今月アイオワ州で行われた集会でエミネムの“Lose Yourself”に乗せて、「God is real, there are two genders(神はリアルだ。ジェンダーは2つある)」と主張するラップを披露していた。

ヴィヴェク・ラマスワミは音楽出版社のBMIに対して楽曲の使用許可を申請していたとのことだが、エミネムことマーシャル・マザーズは自身の楽曲が使われた事実を知って、両者に中止するよう求めたという。

広告 ザ・ビートルズの新作ドキュメンタリー『ビートルズ ’64』がディズニープラスで11月29日(金)より独占配信!

Copyright © 2024 NME Networks Media Limited. NME is a registered trademark of NME Networks Media Limited being used under licence.

関連タグ